「フォトクラブdo」による写真展「それぞれの視点」が現在、伊勢シティホテル(伊勢市吹上)2階アートサロンで開催されている。
日本広告写真家協会(東京都港区)正会員で伊勢市出身のプロカメラマンの鈴木一弘さんが講師を務め、20年以上前から活動している「フォトクラブdo」。現在、田島ゆづるさんが代表を務める同団体には50代から80代の11人が所属。毎月1回それぞれの写真を持ち合い、撮影技術や表現方法などを学んでいる。
同団体はこれまで、東京・銀座や名古屋などでも写真展を開催してきたが、コロナ禍で活動を休止していたため今回の写真展は4年ぶりの開催となる。
会場では、京都・建仁寺にある龍の天井画や松阪市飯高町の天開山泰運寺のコイ、ガラスの皿に載せた彼岸花などを題材に撮影した、会員7人と鈴木さんの作品計14点を展示する。
鈴木さんは「視野のどこをどう切り取るか。『引き算』で無駄を省いていけば、被写体の存在感はより増していく。洗練と独りよがり、物足りなさは紙一重。どこまで『引き算』するか。その判断に悩みながら被写体と向き合い続けた。展示作品は、写真とタイトルの相乗効果を目指した。気軽に足を運んでいただけたら」と呼びかける。
開催時間は9時~18時(最終日は16時まで)。2月5日まで。