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玉城町在住のカメラマン・林隆久さんが写真展 クロアチアの町並み伊勢和紙に

玉城町在住のカメラマン・林隆久さんが写真展 クロアチアの町並み伊勢和紙に

玉城町在住のカメラマン・林隆久さんが写真展 クロアチアの町並み伊勢和紙に

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 玉城町在住のカメラマン・林隆久さんが12月11日から、クロアチアの写真展を「摘み草かふぇ陽光桜のかぜ(旧かくれ家 風)」(度会郡玉城町、TEL 0596-58-5725)で開いている。

【その他の画像】クロアチアの写真を紹介する林隆久さん

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 林さんは、伊勢高校、岐阜大学工学部精密機械科を卒業。三重県内の会社を定年退職後、穂高や御嶽山などを登り山岳写真や風景写真などを撮影する。現在、日本風景写真協会三重第2支部、伊勢和紙プリントの会に所属し、写真クラブ「たまき」を主宰している。

 林さんは「大学の研究で記録として写真を撮らなければならないことがあり、それがきっかけでカメラを始めた。卒業後就職すると忙しく撮影する機会が少なくなったが、ちょうど23年前、友人に写真教室に来ないかと誘われたのをきっかけに本格的にカメラを始めた。写真歴は大学時代も入れて25年」と話す。

 同展は、林さんが2018(平成30)年に家族とクロアチア共和国を旅行した時に立ち寄った、首都ザグレブ、アドリア海に面したロヴィニ、ドブロヴニク、1979年世界遺産に登録されたプリトヴィツェ湖群国立公園で撮影した作品10点を伊勢和紙にプリントし展示する。

 林さんは「伊勢和紙にプリントすると反射がなく、被写体の持つ質感や立体感を程よく表現することができ、優しさを表現したり自己主張を抑えたりした作品に仕上がる。今回も大豐和紙工業(伊勢市大世古)の『伊勢和紙Photoシリーズ』A3ノビのサイズを使った」と説明する。

 「ザグレブで撮影した1枚は、13世紀半ばに建設されたセルビア正教会の大聖堂を写した町並みだが、当初展示する予定はなかった。今年3月22日にマグニチュード5.3の地震の被害を受け、高さ108メートルの尖塔(せんとう)の一部や外壁が損壊したことをニュースで知り、展示することにした。クロアチアは何度も紛争を乗り越え、今日の平和を作ってきた国。今でも町の至るところに戦争の爪痕が残っている。写真を見ていただきクロアチアに興味を持っていただければ」とも。

 営業時間は9時30分~16時30分、水曜定休。12月26日は14時から「昼下がりコンサート」を開催予定(参加費=1,500円、ケーキセット付き)。12月28日まで。

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