鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-2555)で現在、水族館生まれの生き物の飼育記録や生まれたばかりの魚などを一堂に集めた春の企画展「大集合!十匹十色の赤ちゃん展」が開かれている。
【その他の画像】鳥羽水族館春の企画展「大集合!十匹十色の赤ちゃん展」
国内唯一の飼育展示で世界でもオーストラリアと鳥羽水族館だけでしか見ることができないジュゴンの「セレナ」(飼育日数世界記録更新中)や、国内の飼育展示が3頭のみで今後新たに展示することが難しい状況のラッコの「メイ」のそれぞれ赤ちゃん時代の写真を展示し、飼育係の当時の苦労話や奮闘記を紹介する。そのほか、イカやカメ、カエルの仲間をはじめ、大人と姿が全く違う生き物、一風変わった育児をする生き物を展示する。
世界初オオベソオウムガイの繁殖や日本初となる鯨類の人工哺育成功例となったスナメリについては、国内の動物園水族館に与えられる最高の栄誉である「古賀賞」の表彰状とメダルも併せて展示する。
同館広報担当の村上真美さんは「マダイやヒラメといった食卓に並ぶ身近な魚の赤ちゃんや、春先にしか見ることのできないウナギの幼魚『ハリウナギ』など約18種の生き物を展示している。一推しはヒラメの赤ちゃん。とても小さいが、大人になる前の、普通の魚と同じように泳いでいる様子や目の位置にも注目してほしい。かわいい赤ちゃんを見て喜んでもらえれば」と話す。
営業時間は9時~17時。入館料は大人=2,800円、小人(小・中学生)=1,600円、幼児(3歳以上)=800円。