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伊勢神宮奉納大相撲4年ぶり 横綱照ノ富士関の土俵入り、優勝は豊昇龍関

伊勢神宮奉納大相撲4年ぶり 横綱照ノ富士関の土俵入り、優勝は豊昇龍関

伊勢神宮奉納大相撲4年ぶり 横綱照ノ富士関の土俵入り、優勝は豊昇龍関

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 横綱照ノ富士関が4月2日、サクラ咲く伊勢神宮内宮(ないくう)神苑(しんえん)で不知火(しらぬい)型の土俵入りを奉納した。

【その他の画像】横綱照ノ富士関の土俵入り

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 今年で66回を数える「神宮奉納大相撲」が伊勢神宮と神宮会館(伊勢市宇治中之切町)神宮相撲場で行われるのに合わせての奉納。伊勢神宮内宮正宮(しょうぐう)に天照大御神(あまてらすおおみかみ)とともに相殿神(あいどのかみ)として、日本最初の力士といわれる天手力男神命(あめのたじからおのみこと)を祭るなど、神事との関わりが深い相撲を伊勢神宮に奉納しようと1955(昭和30)年から始まり、毎年サクラが咲き始めるこの時期に開催されるため、伊勢の人は「お相撲さんが春を運んでくる」とされるほどの行事になっている。

 2019(平成31)年に開催されて以降、コロナ禍で開催されず、今回は4年ぶりで、令和最初の神宮奉納大相撲となった。主催は伊勢神宮崇敬会(同)。

 当日は11時ごろ、神職に先導された横綱照ノ富士関ら力士が化粧まわしを着けて、宇治橋を渡り神宮神苑に特設された土俵に進んだ。力士らは、参道に居合わせた人たちから大きな声援を受けていた。豊昇龍関、若元春関、琴ノ若関、大栄翔関、翔猿関による「そろい踏み」の後、太刀持ち=翠富士関、露払い=錦富士関を従えて照ノ富士関が「手数(でず)入り」(土俵入り)すると、四股を踏むたびに「よいしょ、よいしょ」と声がかかった。

 同相撲場では、7時から稽古相撲や、十両、幕下力士らが取組を公開したほか、禁じ手を紹介する「初切(しょっきり)」や力士が歌う「相撲甚句」なども披露した。

 志摩市出身の朝氣龍(あさきりゅう)さんや志摩錦さんが土俵に上がると大きな声援が飛び交った。ファンらは推し力士の名前の入ったタオルを広げて応援するなど楽しんでいる様子だった。

 幕内力士上位16人によるトーナメント選士権大会は、豊昇龍関が竜電関を上手投げで初優勝。照ノ富士関は、手数入りは行ったが、トーナメントには出場しなかった。

 内宮神苑には約500人が、神宮相撲場には約2000人が、それぞれ集まった。

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