官民の窓口業務などを代行する「エスプールグローカル」(東京都千代田区)が4月7日、イオン阿児店(志摩市阿児町)2階に志摩オフィス「BPOセンター志摩」、1階に自治体スマートカウンター「『みんなの』ス窓」を開設した。
昨年11月に志摩市と企業立地協定を締結した同社は、民間企業や自治体のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング=業務プロセスの一部を外部企業にアウトソーシングする)事業を展開する。秋田県大仙市にBPO業務を集約する「BPOセンター」を開設し、志摩オフィスは17拠点目。主な業務は、ワクチンの問い合わせ対応やマイナンバーカードの申請サポート、ふるさと納税に関するバックオフィス業務など。「『みんなの』ス窓(みんなのスマート窓口)」はカウンターに設置したオンライン端末を使い、専用オペレーターとのビデオ通話による行政手続きのサポートや相談窓口として土曜日曜や平日夕方など行政窓口の時間外でも対応する。
この日は、橋爪政吉志摩市長、同社社長執行役員の佐久間雄介さん、イオンリテール東海カンパニー(名古屋市)三重事業部の大泉拓史さんらが出席し、オープニングセレモニーを行った。
佐久間さんは「男性4人、女性15人を雇用し、4月3日から研修を受けてもらい約1カ月で業務についてもらう予定。スタート時は、マイナンバーカードの申請とマイナポイント設定サポートを受けることができる」と話す。
「『みんなの』ス窓」業務時間は9時~20時。