三重県度会町在住でモデルの加藤ゆうみさんが出演する映像がG7広島サミット開催期間中、世界中のメディア関係者が利用する国際メディアセンター（広島市）内のモニターに映し出された。

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　加藤さんは5歳からマレーシアで育ち、7年前に帰国。2018（平成30）年、ミス・ユニバース・ジャパン日本代表として世界大会に出場。2022年にはミス・インターナショナルにも挑戦し日本大会準グランプリ（3位）、特別賞パーフェクトボディ賞を受賞。今年3月、代々木高校（志摩市阿児町）を卒業したばかり。現在、自然豊かな度会町で家族と共に暮らしながら、モデルやタレントの仕事をこなす。日本語のほか、英語、マレー語、中国語の4カ国語を話す。

　同映像は、広島の魅力をグローバル目線で伝えようと広島県観光連盟がG7広島サミット開催を見据え、伊勢志摩サミットの際にも映像制作を担当した海外メディアのAP通信に依頼したもの。昨年9月から、広島県内約30カ所で撮影した。加藤さんが広島産レモンやお好み焼き、コイなどを紹介している。全部で4本のPR映像を制作し、そのうち加藤さんは3本に出演。同映像はサミット期間中、首脳らが平和記念公園の原爆死没者慰霊碑の前で献花する様子などの映像と共に何度も流れた。

　加藤さんは「モデルとして、日本人として、歴史的な広島G7サミットに関われてとてもうれしい。これまでも東京2020オリンピック、福島復興物語として福島あんぽ柿のPRなどに出演させてもらった。AP通信の国際的なカメラチームのみんなと一緒に海外発信コンテンツを制作している。広島には厳島神社やレモン谷などすてきな場所がたくさんあった。岸田首相にも映像を見ていただいたようなので、とても光栄」とほほ笑む。

　同連盟によると、ユーチューブで3月20日公開の「A traveler’s guide to island-hopping in Hiroshima, Japan」は約184万回再生され、インド、イタリア、フランスからの視聴で約87％を占めているという。5月12日に公開した「Rediscover Hiroshima: A treasure trove of history, culture and scenic beauty」は約8.3万回再生されている（5月25日現在）。

　加藤さんは「海外の人に多く見られているようなのでうれしい。海外と日本の架け橋になれるように頑張りたい」とも。