伊勢の2輪チーム「アケノスピード」(伊勢市小俣町)に昨年まで所属していた南本宗一郎選手が8月13日、インドネシア・マンダリカサーキットで開かれた「2023 FIMアジアロードレース選手権第4戦」でSS(スーパースポーツ)600クラスで優勝を飾った。
南本選手は、昨年まで「アケノスピード」のエースライダーとして活動。今年からヤマハのワークスチーム「YAMAHA GEN BLU Racing Team ASEAN」に所属しアジアロードレース選手権に同クラスで参戦している。4月にはロードレース世界選手権Moto2にも参戦した。
8月12日のレース1では10周を16分33秒445で走り3位表彰台を獲得。同13日のレース2では8周を13分15秒649で走り、2019年6月29日に鈴鹿で開催されたアジアロードレース選手権に「アケノスピード」からスポット参戦して優勝して以来2度目で、移籍後としては初となる優勝を飾った。
4ラウンド終了時点で南本選手は、120ポイントを獲得し、2位と同ポイントでランキング3位。1位との差26ポイントに迫った。第5戦の中国(11月3日~5日)、最終戦のタイ(12月1日~3日)でのレースで年間チャンピオンを目指す。
南本選手は「ようやく1勝目を挙げることができて最高。アケノスピードのみんなも喜んでくれてうれしい。この調子で最終戦まで気を抜かずタイトルを争いたい」と話す。