桜咲く春の鈴鹿サーキット(鈴鹿市、1周5.807キロメートル)のスターティンググリッドに20台のF1マシンが勢揃いし4月7日、14時の開始と共に一斉にスタートした。
自動車レース世界最高峰「2024 FIA F1世界選手権シリーズ MSC CRUISES 日本グランプリレース」(以下F1)第4戦、同コースを53周する決勝レース。当初天気予報は雨だったが、晴れに。全身を応援するチームカラーでそろえるファンらの声援と共に、F1マシンサウンドが響き渡った。決勝日は10万2000人が訪れた。
春の開催となった今回の鈴鹿F1日本グランプリは、F1を主催するFIA(国際自動車連盟、本部パリ)が2030年までに二酸化炭素排出量ゼロを目標に掲げていることを受け、フライアウェイ(マシン等の空輸による遠征)開催を効率化することで、物流負担を軽減し二酸化炭素排出量の削減を目指し、例年秋に開催していた大会を春に実施することになった。
そのおかげで、鈴鹿サーキットに咲く桜は満開。公式パンフレットにも桜をあしらった。ファンらのSNSにも写真や文章で桜と共に現地の様子をアップする投稿が増えている。