広域通信制高校の「代々木高校」(志摩市磯部町)の入学式が4月6日、志摩市磯部生涯学習センター(同)で行われた。
2005(平成17)年4月に国の構造改革特区制度を活用し「伊勢志摩インターネット高校特区」として、株式会社立の通信制高校として誕生。2021年から学校法人に経営形態を変え、廃校となっていた旧志摩市立成基小学校の校舎を本校に学校運営する。不登校生や高校中退者の受け入れのほか、働きながら学ぶ「奨学金コース」や「伊勢志摩料理人コース」「漁師コース」などを設置する。
同校の今年度の全入学者数は406人(4月6日現在)で、夏草本校には18人が新入学生として入学し、この日は転編入生合わせて29人が出席した。
清水宝文(たかふみ)校長は「本校を選んでくれてありがとう。24時間ある時間を有効に使い高校生活を送ってほしい。個性を大事にし、他人と比較しない。自分に自信を持って」とエールを送った。
一色真司理事長は「当校は、皆さんの夢の実現をサポートしていく。実行する勇気を持って、自分を信じて行動し、夢を実現していってほしい」と話す。