アウトドア体験型複合施設「志摩グリーンアドベンチャー」(志摩市浜島町、TEL 0599-52-1141)が7月11日、ゴルフ場「近鉄浜島カンツリークラブ」跡に開業した。
【その他の画像】浜島小学校の児童が作った真珠の輝きが美しいモルタルアート
1987(昭和62)年開業の同ゴルフ場(総面積約109ヘクタール)を閉鎖し、伊勢志摩の風光明媚(めいび)な自然環境、ゴルフ場の起伏や芝、クラブハウスを生かして新たに整備した同施設。
さまざまなアトラクションが楽しめる「アトラクションフィールド」と芝生の上で夜空を楽しむ宿泊可能な「星エリア」の「グランピングフィールド」があり、アトラクションフィールドには、風を感じながら遊べる「風エリア」、ツリーハウスや芝の上でゆったり過ごせる「緑エリア」、自然を駆け巡るサバイバルゲームが楽しめる「大地エリア」、英虞湾を望める展望の良いクラブハウスの「太陽エリア」に5つのテーマでエリア構成し、ドローンを自由に操縦できる練習フィールド「ドローンガーデン」も整備する。
長さ約620メートルをうつぶせ姿勢で滑空する「ジップダイブ」は高低差約50メートル。高さ約15メートルの大小2棟連結型のアスレチック「クライミングタワー」は127種類のコンテンツをクリアしてゴールを目指す。シューティングやストラックアウトなどのドローンを操縦するミニゲームや空撮が体験できる「ドローンガーデン」など20種類のアトラクションを用意。
宿泊施設となるグランピングフィールドには、プールやバレルサウナを設けた定員8人のヴィラタイプ「ラグジュアリー棟」(2棟)、ドームテントとコクーンテントに専用ドッグランを備えた定員6人の「ドッグラン付き棟」(6棟)、ドームテントにテントサウナを備えた定員6人の「レギュラー棟」(9棟)を設ける。
開業当日はあいにくの雨になったが、エントランスゲート前で行われたオープニングセレモニーでは、浜島小学校の児童約50人が参加し、同施設のイメージカラーとなる5色の風船を空に放つと、児童たちの後方で「ジップダイブ」のファーストダイブが行われた。6年生の柴原樹さんは「たくさんの人が志摩グリーンアドベンチャーや志摩市を訪れてくれたらいいなと思う。いろいろなアトラクションを体験したい」とスピーチした。
その後、アコヤ貝の貝殻をくりぬき、児童らがモルタルアートに仕上げた作品を飾るゴルフ場の18番ホールだった場所に作った「ハーモニーハウス」に移動し、施設を見学した。
利用料金は、「フィールドパス」大人=3,300円、小学生・シニア(65歳以上)=2,200円、「アドベンチャーパス」ジップダイブ20分=2,200円など。駐車場料金は、普通車=1,000円、自動2輪車=500円。