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「もしも余命半年と言われたら」を考える 伊勢赤十字病院で公開講座

「もしも余命半年と言われたら」を考える 伊勢赤十字病院で公開講座

「もしも余命半年と言われたら」を考える 伊勢赤十字病院で公開講座

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「身近な人ともしもの話をしてみませんか」と題した市民講座が11月30日、伊勢赤十字病院(伊勢市船江)1階やまだホールで開催される。主催は、伊勢志摩地域で緩和医療・緩和ケアを行う医療関係者で組織する南勢地域緩和ケアネットワーク(事務局=伊勢赤十字病院総務課内)。

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 緩和ケアとは、がんや生命を脅かす病気と関連する問題に直面している患者とその家族の生活の質(QOL)を向上させ、痛みやそのほかの身体的・心理社会的な問題を早期に見いだし、的確に評価を行い対応することで苦痛を予防し和らげようとする医療業務。同ネットワークは、伊勢志摩地域の医療関係者が知識やスキルの向上とともに連携し情報交換する場として2004(平成16)年から活動を行っている。

 講座では、厚生労働省が11月30日を「人生会議の日」として普及・啓発を行う、「もしものとき」に望む医療やケアについて家族や医療・ケアチームと話し合い共有する取り組み「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング、略してACP)」について、同院の緩和ケア内科部長の辻村恭江さんと訪問看護ステーションの小林美香子さんが説明を行い、第2部で、「もしも余命半年と言われ時に、あなたにとって大切なことは何か」を導くカードゲーム「もしバナゲーム」を使い、同院の岡田まりさんがリーダーとなってグループワークを行う。

 辻村さんは「『人生会議』は、本人の希望を大事にすることを元にするが、いざ病気になると自分で決定できないことがよくあるので、そうなる前に元気な時に人生の中で大事にしていることを知ること。普段から話をしておくことが大切。『もしバナゲーム』は、あなたと大切な誰かがそんな『もしものための話し合い(=もしバナ)』をする、そのきっかけを作るためのゲーム。ゲームを通じて、人生において大切な価値観や、自分自身のあり方についてさまざまな気づきを得ることができる。医療・介護・福祉の従事者に限らず一般の誰でも気軽に参加してほしい」と呼びかける。

 開催時間は13時30分~16時(受付は13時~)。定員50人、参加無料。

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