
伊勢神宮の式年遷宮を紹介するガイドブック「伊勢神宮 式年遷宮参拝ガイド」が3月28日、ワニブックスから出版された。
20年に1度、社殿や神宝などを新しくし、ご神体を新宮に移す式年遷宮。第63回式年遷宮は2033年に予定され、「式年遷宮元年」といわれる今年5月2日には遷宮最初の祭典になる「山口祭」「木本祭」が行われる。
同書では、2013(平成25)年前回の式年遷宮を取材した明和町在住の文筆家・千種清美さんによる解説と松阪市在住の写真家・Kankan(カンカン)さんが撮影した写真を中心に、式年遷宮までのスケジュールや式年遷宮に関連する基礎用語集、33の遷宮祭典とその見どころ、参拝の際のマナー、関係者のインタビューなどを紹介する。
千種さんは「発刊に当たり、前回の遷宮での取材メモを見直し、当時を思い出しながら、改めて推敲(すいこう)し直した。遷宮のさまざまな祭典についても興味を持ってもらえるよう、できるだけ分かりやすく、それぞれの祭典についてお薦めの情報や見どころを付け加えた。伊勢神宮、式年遷宮に多くの人が興味を持ってもらえれば」と話す。
A5判152ページ、価格は1,760円。全国の書店などで扱う。