
志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町)とロックバンドの「ヤバイTシャツ屋さん」(以下ヤバT)が5月8日、6月22日までの46日間にわたるコラボイベントを始めた。
1人で志摩スペイン村を楽しむ「ヤバイTシャツ屋さん」ボーカル・ギターのこやまたくやさん
同イベントでは、同バンドのキャラクター「タンクトップくん」の「タンクトップくん邪魔すぎパエリャ」「すこすこスパイシーチキンオムライス」(以上2,000円)、「タンクトップくんぶっ刺さりチュロサンデー」(1,200円)、「癒着(ゆちゃく)☆カフェラテ」(800円)などをレストランで用意。「フィエスタトレイン」「フェリスクルーズ」ではメンバー3人による特別アナウンスがあったり、「ガウディカルーセル」ではタンクトップくんが馬に乗っていたりする。そのほか、多目的ホールの「エンバシーホール」を「タンクトップホール」に改名、全長約6メートルの巨大な「タンクトップ神」やメンバーやタンクトップくんと撮影できるフォトスポットやプリントシール機を設置。パーク内各所にもフォトスポット設けた。
期間中のイベントでは、パーク内の至る所に「隠れタンクトップくん」を配置。文字を持っているタンクトップくん7体を見つけて、スタッフにキーワードを伝えるとオリジナルステッカーがもらえる「タンクトップくんを探せ!」を開催する。
同パーク広報担当の松川優希さんは「ヤバTさんのイラストをあしらったグッズやTシャツ、タオルなど志摩スペイン村でしか買えないオリジナルのコラボグッズを販売しているので、期間中、ぜひ遊びに来ていただければ」と呼びかける。
「シベレス広場」に特設ステージを組み、10日にはヤバT初主催となるロックフェス「ヤバイTシャツ屋さん Tank-top Festival 2025 in 志摩スペイン村」を、11日にはヤバTの単独ライブ「ヤバイ志摩スペイン村屋さん~あつまれ!パエリャピーポー2025」を開催。2日間のライブチケット合計1万6000人分は既に完売、ホテル志摩スペイン村が打ち出したライブ入場者限定の宿泊プランも10日宿泊分は満室だという。
5歳から毎年夏に志摩スペイン村に遊びに来ていたという京都出身、ボーカル・ギターのこやまたくやさんは木曜から入り、インバーテッドコースター「ピレネー」やライド型シューティングゲーム「アルカサルの戦い」などのアトラクションを楽しんでいた。
こやまさんは「前回のライブ後、ファンの人から『やっと三重にロックフェスがやってきた』と言ってくれたのがとてもうれしかった。僕たちのリクエストに志摩スペイン村さんが応えてくれる形で今回、ヤバT以外に4組のアーティスト(瑛人、岡崎体育、10FEET、キュウソネコカミ)が参加するフェス形式のライブが実現する。1日目はフェス、2日目はヤバTワンマンライブ。昨年とは違う挑戦になるので、絶対成功させたい。ヤバT主催のフェスは前からやってみたいと思っていた。毎年続けられるように頑張りたい」と意気込む。