
アメリカンアウトドアリゾートをテーマにしたオートキャンプ場「伊勢志摩エバーグレイズ」(志摩市磯部町)に7月1日、室内の温度が氷点下になる「コールドサウナ」を設置した新サイト「プレミアムキャビン・アラスカ」が完成した。
1994(平成6)年、アメリカ最大のキャンプ場チェーン「KOA」に加盟し「KOA志摩磯部キャンプグラウンド」として開業。「伊勢志摩エバーグレイズ」として2004(平成16)年5月から現在の名称に変更し、2013(平成25)年6月にグランピングプランを提供し、2014(平成26)年5月に日本初となる「グランピング」施設を完成させ、「グランピング」の名を全国に広めた。現在、グランピング5棟、プレミアムキャビン5棟、キャビン46棟、テント18区画を有する。2021年4月に琵琶湖の新舞子水泳場すぐそばの内湖に面した場所に「エバーグレイズ琵琶湖」(滋賀県大津市)を、2024年3月に櫛田川に面した場所に「エバーグレイズ香肌峡」(松阪市飯南町)それぞれ直営施設を開業する。
「プレミアムキャビン・アラスカ」は、コールドサウナのほか、Weber社製ガスグリル、たき火台、浴室、トイレ、冷蔵庫、電子レンジ、AC電源などを完備。希望者には寝具の無料レンタルを提供する。コールドサウナは、業務用冷凍庫を利用し、室内をマイナス5度に設定。室内の装飾は同施設担当者がデザインした。コールドサウナは、6月1日~9月30日の期間限定で、10月1日~5月31日の期間はテントサウナに変わる。
同施設マネージャーの飯田正章さんは「氷点下という極寒環境を体験する新感覚のコールドサウナは夏限定。コールドサウナで使用する電気は施設内に設置した太陽光発電システムからの再生可能エネルギーで環境への負荷を最小限に抑えた。アウトドア業界初の試みで次世代のエコモデルを目指す。猛暑の夏に体験していただければ」と話す。
利用料金は朝食付き、3万3,900円~(大人2人、車両1台を含む、18歳未満の子ども無料)、大人1人追加料金2,200円。定員6人。チェックイン14時~16時、チェックアウト11時。