本格宝探しRPG(ロールプレイングゲーム)が10月1日から、合歓の郷(志摩市浜島町大崎半島、TEL 0599-52-1111)で毎日開催されている。
初めは子どもが盛り上がっていたが次第に親たちが夢中になる宝探し
タイトルは「あご湾の秘宝ブルーパールを探せ!~謎の貝殻と幻の真珠伝説~」。ストーリーは「昔々、海女として働いていた少女が海底で青い輝きをもつブルーパールを手に入れた。その日から幸運な出来事が起こり幸せに暮らしていたが、徐々にその輝きが失われていくことに気付き、再び輝きが増すように誰にもわからない場所にブルーパールを隠し、同時にその場所を明かすヒントを貝殻に記して海へと流した。時が流れてその貝殻が発見された」という設定。同ゲームは、そのブルーパールを探し出す、謎解き実体験版「宝探し」となる。
参加は、合歓の郷に入場し、「冒険の書」(1冊500円、参加バンダナ付き)を手に入れ、1から4までの貝殻に書かれた暗号めいた不思議な地図や言葉を手がかりにヒントを解き、ブルーパールを探し出す。正解者には発見者賞を用意、任天堂WiiやiPodなども抽選で当たる。
同イベントを企画した宝探し専門会社ラッシュジャパン(東京都渋谷区)の小林さんは「ウェブ版とリアル版があり、リアル版は現在観光地などへの集客効果を狙った企画として全国的に増えている。ウェブ版はグーグルマップを活用した宝探しで、約9万人の会員は年々増加している。10月からは東国原知事の宮崎県で観光キャンペーンの一環として、全県16カ所で宝探しゲームを展開している。『宝探し』が動機付けとなりリアルな世界に多くの人が飛び出してもらえれば」と話す。
合歓の郷広報企画担当の大西公彦さんは「合歓の郷の大自然の中で、家族みんなで謎を解く面白さは体験してみないとわからないと思うが、初めは子どもだけで解いていても、難解さにいつの間にか親が真剣になっている様子を目の当たりにして、家族の結束力・チームワークの重要性を再認識することになると思う。普通に解いていっても2時間はかかる。そう簡単には解けないので、ぜひともチャレンジしてもらえれば」とPRする。
合歓の郷の営業時間は9時~18時。同ゲームの実施は来年4月8日まで。