全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦の「ミズノクラシック伊勢志摩」(11月7日~9日)2日目。選手らは雨と寒さと、普段は風光明媚な英虞湾のリアス式海岸の展望が観光名所となっている「横山」から吹き降ろす風に悩まされながらのプレイとなった。
3週間に1度ネイルケアをする若林舞衣子選手は直接天白さんのお店に
初日は、佐伯三貴選手、服部真夕選手が5アンダーで首位、大山志保選手、三塚優子選手らが3アンダーで5位タイに。注目の上田桃子選手は2アンダー14位、宮里藍選手は1アンダー20位。
今年で3年目を迎えた同大会で、昨年からLPGA選手らが宿泊するホテルで選手らの爪の手入れをするネイルサービスが人気を集めている。
サービスを提供しているのは、「Nail Salon Glitter(ネイルサロングリッター)」(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-43-5547)オーナーの天白麻耶さん。天白さんは、2006年のアジアネイルフェスティバル(日本ネイリスト協会主催)「アートチップアワード」でグランプリを受賞。2008年同大会同部門は2位、2006年ネイル・ヘア・メイク・衣装のトータルで競う「ネイティフル」部門3位の実力者。
「昨年は外国選手のネイルケアやネイルアートを施し、喜んでもらえた」と天白さん。宮里藍選手の爪も4日、黒と白でアレンジしたフレンチネイルで変身させた。宮里選手は「(天白さんは)他の選手からも引っ張りだこだったよ」ともらした。
3週間に1度ネイルケアをし、ツアー中も現地でネイルサロンを探して行くほどだという若林舞衣子選手の爪も天白さんの腕にかかった。「ケータイで検索して出てきたお店が偶然天白さんのお店だった。直接お店まで行ってやってもらった」と若林選手。他にも数人の外国選手を担当しているという。
天白さんは「選手が活躍できるよう、一生懸命お手入れさせていただいた。自分がお世話した選手が優勝したらすごいことになりますね(笑)。ネイリスト冥利に尽きる」と微笑んだ。
同店の営業時間は10時~19時、月曜・火曜定休。