真珠婚国際協会（事務局＝志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-46-0546）は11月22日「いい夫婦」の日に、今年結婚30周年の「真珠婚」を迎える夫婦120組（240人）と共に伊勢神宮参拝「真珠婚・おかげ参り」、とアコヤ真珠の奉納を行う。

伊勢神宮に奉納する真珠

　1999年発足の伊勢志摩地域振興協議会内に設置された同協会は、夫婦が結婚30周年を迎える11月22日を「真珠婚の日」と制定。「家庭円満」がすべての基本であることを再認識し、この日に夫婦がこれまでの感謝の気持ちとこれからの幸せを祈願するきっかけに、夫から妻に真珠をプレゼントする風習を広めようと世界に発信する。キャッチコピーは「結婚30年目のプロポーズ」。

　今年の真珠婚対象者は、1978（昭和53）年11月～1979（昭和54）年10月に結婚した夫婦。北は千葉県、南は香川県から応募のあった120組の夫婦が、伊勢神宮内宮宇治橋前に集合し、特別参拝を行う。同神社参集殿で饗膳（きょうぜん）を頂いた後、勾玉（まがたま）をモチーフにした同協会オリジナル真珠のペンダントを夫から妻にプレゼントするセレモニーを行う。

　同協会の濱口久雄会長は「夫婦円満が世界平和につながることを、毎年の『真珠婚』に参加する夫婦を通して見ることができる。お互いを労（いた）わい感謝する気持ちが純粋に表に出る。どちらかが病気を患い、快気祝いを兼ねて参加する人も多い。昨年は喉頭がんで声が出ない夫がこれまでの妻の介護に感謝の気持ちを伝えていた。自分たちはそれを見て毎年目頭を熱くする」と話す。

　同21日には、志摩観光ホテル・クラシック（同町神明）に宿泊し、豪華な食事を夫婦で楽しむ特別オプション企画「真珠婚Welcome Party」、同22日・23日には、真珠の即売会も兼ねた「伊勢志摩真珠フェア」を開催予定。