「刺身にならないでペットになった」天然マダイ、志摩のホテルで元気に泳ぐ

賢島ファミリーホテル「はな屋の水槽で「刺身にならないでペットになった」天然マダイが元気に泳ぐ。

賢島ファミリーホテル「はな屋の水槽で「刺身にならないでペットになった」天然マダイが元気に泳ぐ。

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 近鉄賢島駅前に立地し、真珠いかだ浮かぶリアス式海岸の英虞湾に面して立つ賢島ファミリーホテル「はな屋」(志摩市阿児町神明、TEL 0599-46-1020)の水槽に、「刺身にならないでペットになった」天然マダイが元気よく泳いでいる。

愛さんの箸から直接餌を食べる「刺身にならないでペットになった」天然マダイ

 同ホテル2階の和食堂「あじさい」は、伊勢志摩の新鮮な魚介類をメーンとした料理を提供し、地元客のみならず日帰りの観光客などを取り込み人気を集めている。中でも地元安乗(あのり)漁港で揚がる天然の「あのりふぐ」を食べるために、大阪や名古屋から毎年客が訪れるという。

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 「刺身にならないでペットになった」天然マダイは、昨年5月に刺身など料理にするために数匹仕入れたもののうちの1匹で、同ホテルの海水を引き込んだ水槽の中で生かしていた。次々と「仲間」が「刺身」になっていく中、最後まで生き延びたのが話題のタイ。ある時、同ホテルの西飯愛さんがタイに餌を与えたところ、水面に顔を出し直接口で食べたことをきっかけに、愛さんが水槽の近くに行く度に察知して水面に顔を出すようになった。

 愛さんは「最初はわたしだけにしか反応しなかったが、最近は人影を見るだけで誰にでも顔を出すようになってきた。今では感情移入してしまって、もう刺身にはできない(笑)」と話す。

 愛さんの父で同ホテルオーナーの西飯弘さんは「14年前にツバス(ブリの子ども)を水槽に入れていたら、このタイのように水面から顔を出して直接餌を食べるようになった。その時は、約2年間生き続け、大きなブリになってしまい、これ以上「飼う」には倍の水槽がいると判断し、(別れは辛かったが)仕方なく海に逃がした。逃がした直後、海面からジャンプし、『ありがとう』と言ったように思った。きっと魚にも感情があるに違いない(笑)」とほほ笑む。

 同ホテルのチェックインは15時、チェックインは10時。「あじさい」の営業時間は11時30分~19時。

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