ベトナムロボコンに出場した学生
鳥羽商船高等専門学校(三重県鳥羽市、校長:古山雄一、以下「鳥羽商船高専」)情報機械システム工学科の学生5名が、令和7年9月19日、ベトナム国ハノイ市にある商工短期大学(College of Industry and Trade、以下「COIT」)で開催された「COIT VIETNAM KOSEN ROBOCON 2025」(以下「ベトナムロボコン」)に出場しました。
ベトナムロボコンは、日本で開催されている「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」をモデルとして実施されたものです。ベトナムに「高専コース」を設置しているフエ工業短期大学、商工短期大学、カオタン工業短期大学の3校と、日本から宇部工業高等専門学校(山口県宇部市 校長:金寺登)、岐阜工業高等専門学校(岐阜県本巣市 校長:大塚友彦)、そして鳥羽商船高専の計6校が参加しました。
今回の競技内容は、2台のロボットを製作し、箱やボールを正確に運ぶ技術を競うというものでした。鳥羽商船高専チームは製作したロボットを現地に持ち込み大会に臨みましたが、プログラミングの不具合といったトラブルも発生しました。しかし、学生たちは協力して調整を重ね、競技で技術を披露することができ、その結果、見事3位に入賞しました。
引率した児玉謙司准教授は、「学生は言語の壁を乗り越え、異なる文化や環境の中で粘り強く取り組み、大きな成長を遂げました」と語り、学生の活躍を称えました。
鳥羽商船高専は、令和7年2月8日、COITと学術交流協定(MOU)を締結し、教育や研究における継続的な交流を進めていることから、今回、ベトナムロボコンへの出場が実現しました。今後も、学生交流や国際協働PBL(Project Based Learning)を積極的に推進し、技術を通じた国際的な連携をさらに深めてまいります。
現地で発生したトラブルにも協力して対応する学生の様子
競技の様子
3位入賞の賞状