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三重の住みます芸人の桂三輝さん、伊勢市河崎の住民に愛され、自宅を寄席に

三重の住みます芸人の桂三輝さん、伊勢市河崎の住民に愛され、自宅を寄席に

三重の住みます芸人の桂三輝さん、伊勢市河崎の住民に愛され、自宅を寄席に

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 よしもとクリエイティブ・エージェンシー(本社=大阪市中央区)所属の三重の住みます芸人「桂三輝(さんしゃいん)」さんが6月17日、自身が住む伊勢市河崎の自宅1階部分を寄席小屋「伊勢河崎 輝輝亭(ききてい)」に改装、このほど完成し会場のお披露目と初公演会を行った。

自宅を寄席小屋に改装をする桂三輝さん

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  桂三輝さんはカナダのトロント出身の42歳で2008年に落語家の桂三枝さんに弟子入り、現在落語家として修行中。昨年11月から三重県の「住みます芸人」として同地に住み、地域に溶け込み活動する。毎日22時からユーストリームでトーク番組を配信、毎週火曜16時~中京テレビの情報番組「キャッチ」内に「桂三輝の今日もあっぱれ!」のコーナーを持つなど人気上昇中。

 会場屋内は、高さ70センチの高座と約25人が入る客席を設置、外には「輝輝亭」の看板やちょうちんなどを取り付け、本格的な仕上がりに。改装工事は市内の建築会社の広垣大毅さんらがオープン当日までボランティアで協力した。

 オープニングセレモニーには、伊勢の木遣り団(河崎六ケ町・吹上町・宮川町)による木遣り歌や、伊勢のご当地ヒーロー「イセシマン」も祝福に駆けつけ、さらに津市在住の兄弟子の桂三発さんが弟弟子の三輝さんの前座を務めるなど、落語会では有り得ない「奇跡」も起きた。

 三輝さんは、自身の公演では今年4月に師匠から免許皆伝になったばかりの師匠の創作落語「鯛(たい)」を披露し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。三輝さんは「自分個人の寄席ができるなんて夢だと思っていた。他の地域に行くなんて考えられない。お世話になった伊勢の皆さんには恩返しできないくらい」と話す。「たくさんの人に聞いてもらいたいので寄席の名前も『聞きてい』にした。気軽に遊びに来ていただければ」とも。

 寄席は週2、3日、1日4~5回の公演を開催する予定。木戸銭(入場料)は500円。

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