総合リゾート施設「合歓(ねむ)の郷ホテル&リゾート」(志摩市浜島町迫子、TEL 0599-52-1111)のホテルが4月1日、リニューアルオープンする。
1969(昭和44)年開業の同ホテル(全60部屋)の和室だった客室をプレミアムデラックスルーム(8部屋)とデラックスルーム(20部屋)の洋室に変更し、残りの部屋もスーペリアタタミルームとして改装。そのほか1階のチェックインカウンターやロビーラウンジ、ダイニングルーム、ショップなどを一新した。提供する食事を「伊勢志摩キュイジーヌ」とし、合歓農園(同)で採れた野菜や地元産の食材などを使い、「より独創的な発想で調理」するという。宿泊客には、順天堂大学小林弘幸教授監修による新滞在プログラム「伊勢志摩リゾートセラピー」を無料提供する。
同施設を管理する三井不動産リゾート事業推進部の内川孝宏さんは「手描きのあたたかみのある『癒やし』をイメージしたネムノキの花を新しくロゴデザインにした。これまでのファミリー客から、大人の女性を新たなターゲットにし、合歓の郷の大自然を最大限活用した『伊勢志摩リゾートセラピー』で『自律神経美人』を目指していただく」とリニューアルのポイントを説明する。
小林教授によると「自律神経美人になる」とは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを高いレベルで安定させ、整え、血液の流れを良くすることで「美人」になるという。「丘の上フィットネス」「サイレントウォーク」「朝ヨガ」の3つのオリジナルプログラムを開発し、同ホテル宿泊プランに組み込んだ。
そのほか、敷地内の自然の中に設けた約3.7キロのコースをストレッチしたり、自然に関する知識を学んだりしながらウオーキングする「里海トレッキング」も新たに提供。11時30分からスタートし海のテラスで「里海ランチボックス」を食べ、ノルディクウオークで代謝をアップさせるプログラム(1人=3,500円)も用意する。
グーグルマップからも確認できる「巨大モンシロチョウ」(羽根の長さ=約80メートル、胴体=約40メートル)で話題を集めた「クラブハウスパピヨン」は取り壊し、7月をめどにタープテント式の施設を新たに造る予定。同ホテルの山際洋総支配人は「新しくなった合歓の郷に、一度足を運んでいただければ」とPRする。
リニューアル特別プランとして、4月1日~6月30日(4月27日~5月5日を除く)の期間限定で、通常1人6万7,000円の2泊3日「美活フルコースプラン」(2泊2夕食・2朝食付き)を3万3,500円から、1日2部屋女性限定で提供する。