伊勢志摩国立公園の真ん中に位置する英虞湾に浮かぶ島「賢島（かしこじま）」（志摩市阿児町）で8月30日、第3回「賢祭（かしこさい）」が開催される。主催は賢島を盛り上げようと活動する「賢島塾」（同、TEL 090-4238-4154）。

「賢祭」をPRする「賢島塾」の岩城塾長

　同塾は、賢島周辺の飲食店やホテルなどで働く青年8人が毎月勉強会などを開催し、賢島のまちづくりについて考え行動を起こしている団体。これまで観光客に楽しんでもらおうと、近鉄賢島駅周辺や賢島商店街の一角などに色とりどりの花を植える活動や、賢島で開催されるイベントのバックアップなどの活動を行ってきた。3年前に「夏祭り」の要素を取り入れたオリジナルのイベント「賢祭」を企画し、初年度に1000人以上、昨年は2000人以上を集客した。

　同祭では、テニスで9枠の穴を開ける「テニスストラックアウト」やジャズライブ、和太鼓のステージや、焼きそばやたこ焼き、手こねずしなどの出店などがある。

　また、同塾の活動趣旨に賛同した「志摩マリンランド」（同）では、夜の水族館に入館できる特別企画（大人＝650円、小学生＝300円、幼児＝150円）を実施。開催時間は17時30分～20時30分。同じく志摩マリンレジャー（同）では、「遊覧船エスぺランサ」で夕日を鑑賞する「あご湾サンセットクルーズ（ビールまたはソフトドリンクとつまみ付き）」（大人＝1,600円、小人＝800円）を臨時運航（先着200人）する。

　同塾の岩城悟塾長は「昨年はたくさん来ていただき感謝。今年もさまざまな催しを計画しているので、夏休みの最後にぜひとも遊びに来ていただければ」と呼び掛ける。「まだ言えないが、賢島らしいフードメニューも現在準備中。お楽しみに」とも。

　同祭の開催時間は16時～21時（雨天時は翌日に順延）。駐車は志摩マリンランド駐車場に100台を用意するが公共交通機関での利用を勧める。