伊勢志摩経済新聞のカメラマンで志摩市出身の泊正徳さんの写真展「ひかり輝く刻(とき)」が4月4日から、海の博物館(鳥羽市浦村町)フォトギャラリーで開催される。
【その他の画像】昨年1月に撮影した「宙に浮く富士山」はテレビでも多く紹介され、その映像はアメリカでも放映された。
「ライフワークは富士山を撮ること。静岡、山梨周辺に撮影に行くこともあるが、このわがまち伊勢志摩から直線距離で200キロ以上も離れた富士山に魅了され撮り続けている。毎日姿を見せてくれないからいじらしい気持ちにもなる。なかなか撮れないからからこそ、価値があると感じ、有り難いと思い、感謝の心が養われるのではと、いつも富士山に気付かせていただいている」と泊さん。
写真は、伊勢志摩から見た富士山10点、伊勢神宮の祭り3点、志摩半島からの朝日4点、英虞湾に落ちる夕日2点、海女4点、安乗の人形芝居3点の計26点。泊さんは「富士山や朝日は、撮る場所、撮る時間、その日の気温や湿度、雲の様子などの変化で全く違う表情になる。太陽の光が、その空間を輝かせる瞬間にいつもワクワクする」と話す。
普段も自身のフェイスブックで伊勢志摩の風景を欠かさずアップしている泊さんは「実は、一昨年海の博物館の石原真伊さんから『ぜひ写真展を』と言っていただいたが、その時はお断りさせていただいた。『地元、伊勢・鳥羽・志摩には素晴らしい自然や伝統文化がたくさんある』そのことを多くの人に知っていただきたいと思いを強く持ち、今回開催させていただくことになった。伊勢志摩からの富士山を直接見たことがない人が、(僕の写真を見て富士山を)見たいと思って行動を起こしてもらえるようになれば」とも。
開館時間は9時~17時(12月1日~3月20日は16時30分まで)。入館料は、大人=800円、高・中・小学生=400円。6月21日まで。