伊勢志摩サミット開催までちょうど100日前となった2月16日、賢島を一望できる対岸のサクラが例年よりも1週間以上早く開花した。
【その他の画像】伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れた日本最高峰の富士山のサミットもくっきり
耐震補強工事や塗装作業がほぼ終わりきれいになった賢島大橋やサミット会場となる志摩観光ホテル(志摩市阿児町)が一望できる同広場。毎年11月と1月下旬~2月上旬に賢島大橋に落ちる夕日が最も美しく、多くのカメラマンの撮影ポイントとなっている。
同広場のサクラは、同地区で花を植えて美しいまちにしようと活動するボランティア団体「花と緑を育てる会」(阿児町神明)が2002年に植えた9本の河津桜。同会世話人代表の溝口幸夫さんは「サミット100日前に花が咲いてくれてうれしい。サミット成功を心からお祈りする」と思いを込める。
この日の早朝は、伊勢志摩から直線距離で200キロ以上ある日本最高峰・富士山の頂上(サミット)が水平線の上にくっきりと表れた。富士山は早朝、空気が澄んで水平線上に雲がない限られた条件が重なった時だけ観測できる。
近鉄賢島駅南口には賢島臨時警備派出所が開所した。サミット当日までの賢島周辺の警備を2人体制で行う。今日から同所に勤務する女性警官の結城美重子係長は「住民の不安や心配を解消できるようにがんばりたい。身近な相談窓口として気軽にお声掛けいただければ」と話す。