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明和町・斎宮歴史博物館で世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」出前講座

明和町・斎宮歴史博物館で世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」出前講座(撮影=岩咲滋雨)

明和町・斎宮歴史博物館で世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」出前講座(撮影=岩咲滋雨)

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 三重県立の博物館「斎宮歴史博物館」(多気郡明和町)で2月4日、世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を紹介する出前講座が開かれた。

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 伊勢神宮に仕えた皇女「斎王」とその居所「斎宮(さいくう・いつきのみや)」の歴史を紹介する同館で開かれた出前講座は、古代朝鮮半島への航海の安全を祈る国家的な祭祀が行われた沖ノ島への信仰の軌跡を伝えることを目的に「ハルカムナカタキャンペーン」の一環。

 講師の世界遺産ガイダンス施設「海の道むなかた館」(宗像市深田)企画主査の岡崇さんは、古代祭祀遺跡でほぼ手付かずの状態で祭祀の痕跡が残されていたこと、出土品が古代東アジアとの交流を示すことなど、世界遺産登録された構成資産などをレクチャーした。

 岡さんは「伊勢神宮の神宝『鵄尾御琴(とびのおのおんこと)』や『金銅の御高機(こんどうのおんたかはた)』などの原型を伝える奉献品が沖ノ島祭祀遺跡群から出土していることなど伊勢とのつながりをうかがうことができる」と説明する。

 出前講座は、第1回目を1月21日に「島根県立古代出雲歴史博物館」(出雲市大社町)で、第2回を「斎宮歴史博物館」で行い、第3回を2月26日に「堺市博物館」(堺市堺区)、第4回を3月19日に「大阪府立近つ飛鳥博物館」(南河内郡河南町)で行う予定。

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