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伊勢志摩が舞台の映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」ネット配信開始

伊勢志摩が舞台の映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」ネット配信開始(撮影=岩咲滋雨)東京での初日舞台挨拶

伊勢志摩が舞台の映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」ネット配信開始(撮影=岩咲滋雨)東京での初日舞台挨拶

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 昨年10月6日から全国の映画館42館で上映され映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」のネット配信が7月1日に始まった。

【その他の画像】2023年10月6日東京新宿での初日舞台挨拶

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 同作は、伊勢志摩の英虞湾で真珠養殖を営む家族に巻き起こる相続劇を「笑いあり、涙あり、そして伊勢志摩の絶景あり」でまとめ、「家族」をテーマに描いた映画。

 「海難1890」(2015)、「天外者」(2020)などを撮る田中光敏さんが監督を、小松江里子さんが脚本を手がけ、真珠養殖業を営む両親の3人姉妹の三女・大亀遥海(はるみ)を比嘉愛未さん、認知症の疑いがある遥海の父親の成年後見人となった弁護士・城島龍之介を三浦翔平さん、遥海の父親・大亀仙太郎を三浦友和さん、母親・満代を石野真子さん、長女・珠子を三重県菰野町出身の松岡依都美さん、次女・浜子を南海キャンディーズの山崎静代さん、幼なじみで遥海に恋心を抱く雄太を浅利陽介さん、龍之介と同じ弁護士・井坂を小手伸也さん、真珠ブローカーの金増を田中要次さんらが演じている。映画のエンディングではドローンによる伊勢志摩の美しい景色の映像に合わせて、Vicke Blanka(ビッケブランカ)さんの「Bitter(ビター)」が流れる。

 同作は、コロナ禍の2022年3月から6月にかけて、志摩市の大王埼灯台のある波切(なきり)地区や英虞湾に落ちる夕景が美しい桐垣展望台、志摩観光ホテル、鳥羽市のミキモト真珠島や旧鳥羽小学校校舎、伊勢市の伊勢神宮内宮(ないくう)前や河崎地区、明和町の祓川(はらいがわ)や松阪木綿で知られる「みいと織」を製造する御絲織物などをロケ地に伊勢志摩を中心に撮影した。

 撮影中はコロナ禍だったことや、完成してからも上映館が少なく、特に都市部での上映館が極めて少なかったことから、製作委員会には「見たくても見ることができない」「どこで上映しているのか?」と言った問い合わせが多数寄せられた一方、映画を紹介するレビューページには「伊勢志摩の海がとてもきれい。行ってみたい」「とても見やすい楽しい映画なのでもっと広まってほしい」「(何度も繰り返し見たいので)早くDVDを出してほしい」などの評価を得ていた。

 プロデューサーの東友章さんは「実際に作品を見てロケ地巡礼を兼ね伊勢志摩を訪れた人の報告もたくさん耳に入っている。映画を見た人に、真珠についてもっと興味を持ってもらい、伊勢志摩の美しい景色やおいしい料理を食べに来てほしいと願って地元主導で映画を作ってきたので作戦は成功したと思うが、まだまだ映画を見ていない人がたくさんいると思うので、これを機会に、まずはネット配信で映画を楽しんでもらえれば」と話す。

 ネット配信は、7月1日~=Amazonプライムビデオ、楽天TV、U-NEXT、TELASA、J:COM STREAM、milplus、シネマ映画.com、クランクインビデオ、music.jp、カンテレドーガ、FOD、7月5日~=DMM TV、iTunes、ムービーフル、7月17日~=Google Playで配信。

 東さんは「海外向けに映画タイトルを『THE PEARL LEGACY(ザパールレガシー)』として発信していく予定。その第1弾として7月13日~8月31日の毎週水曜・土曜にシンガポールの映画館で上映する。映画を見てもらうことで伊勢志摩の地場産業である真珠を紹介できる機会を増やしていきたい」とも。

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