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伊勢出身の三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラチーム新体制で好発進

伊勢出身の三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラチーム新体制で好発進(左から塚越広大監督、三宅淳詞選手、一瀬俊浩エンジニア)

伊勢出身の三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラチーム新体制で好発進(左から塚越広大監督、三宅淳詞選手、一瀬俊浩エンジニア)

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 伊勢市出身のレーシングドライバー三宅淳詞選手が昨年に続き今シーズンも、国内4輪最高峰レース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に「ThreeBond Racing(スリーボンドレーシング)」から出場する。

【その他の画像】「ThreeBond Racing」三宅淳詞選手、全日本スーパーフォーミュラ選手権に

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 三宅選手は2022年、「TEAM GOH」からスーパーフォーミュラデビュー。ルーキーイヤーのオートポリス第4戦で3位表彰台を獲得するなど活躍したが、チーム消滅とともに2023年はシートを失った。2024年には「ThreeBond Racing」から参戦したが、全レースでマシンのセッティングがかみ合わずノーポイントと苦戦。同チームは2025年、ドライバーに三宅選手の継続を決め、新たに、昨年まで同チームでアドバイザーを務めていた塚越広大さんを監督に迎え、「TEAM MUGEN」で2021年、2022年にチャンピオンを獲得した野尻智紀選手を担当した一瀬俊浩さんがエンジニアに加わり、新体制で挑む。マシンはホンダM-TEC HR-417E、カーナンバー「12」。チームオーナー「ThreeBond」(東京都八王子市)は、自動車やスマートフォンなどで使われる接着剤を製造するグローバル企業で、2000(平成12)年からモータースポーツレースに参戦する。

 鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市、1周5.807キロ)で2月18日に行われた、22台が走る合同テスト走行では、午前のセッションでは1分38秒060で2番手に、午後のセッションでは1分36秒396で3番手に着け、好スタートを切った。19日は雪のため合同テストは中止された。

 2月17日に行われたメディア向けの会見で、塚越さんは「チーム発足以来優勝も表彰台もないので、勝つことを知っているエンジニアがチームには必要だということで一瀬さんが来てくれた。勝つためのチーム作りができれば。淳詞が運転だけに集中できる環境を作って、もっと行け行けと背中を押せる体制を作っていきたい。淳詞のパフォーマンスは問題ない。チームがどう変わるかに注目してほしい」と意気込んだ。一瀬さんは「昨年成績が良くなかったので一からテコ入れし、シーズンの早い段階から優勝争いに絡めるようにチーム作りをしていきたい。淳詞は若いのに真面目。ちゃんと話せて人間性もいい。しっかりとコミュニケーションも取れるのでセットアップのフィードバック能力も高そう」と期待を寄せる。

 テスト走行を終えて三宅選手は「テストなのでまだ分からないが、今回はうまく進めていると思う。昨年は苦しくて結果が残せない一年だったが、今年は予選で速さを見せつけて、優勝を目指し、強いレースをしていきたい」と意気込む。

 「全日本スーパーフォーミュラ選手権」の開幕戦(第1戦・第2戦)は3月7日~9日、同サーキットで行われる。

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