伊勢現代美術館(度会郡南伊勢町、TEL 0599-66-1138)で現在、「稲垣考二展」が開催されている。
稲垣さんは、名古屋市出身、愛知県立芸術大学大学院卒業。1976年国展で新人賞、中部国画賞を受賞、伊藤廉記念賞(1984年)、現代の裸婦展で優秀賞(1986年)を受賞し、東京や名古屋を中心に個展を開催する。現在、国画会会員、名古屋造形大学洋画科の非常勤講師。
同展では、縦365センチ、横1,183センチに及ぶ大作「仕事場」と、縦430センチ、横668センチの「パレード」を含めた11点を展示している。同展は、同館で2004年の開催以来2回目。
「パレード」は前回の展覧会時にモデル募集を行い、応募のあった約150人が描かれたユニークな作品で、同館の服部修身館長や地元の人も描かれている。さらに、同作品を拡大し、4年後の展示を目指して作品中に1万人の人物を描き込む計画があり、現在参加モデルを募集している。
同館の徳田さんは「横幅10メートル以上になる稲垣さんの作品を直接見て感じてほしい。『パレード』は4年後にはさらに拡大する作品で、モデルとしてご協力いただければ、ご自身が描かれた作品になる可能性もある。興味のある方はお問い合わせを」と参加を呼びかける。
開館時間は10時~17時。水曜休館。入館料は、一般=500円、大・高生=400円、小・中生=無料。9月15日まで。
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