伊勢現代美術館で大石芳野さん写真展「黒川能の里-庄内に抱かれて-」

伊勢現代美術館で開催中の写真家・大石芳野さんの写真展「黒川能の里-庄内に抱かれて-」

伊勢現代美術館で開催中の写真家・大石芳野さんの写真展「黒川能の里-庄内に抱かれて-」

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 伊勢現代美術館(度会郡南伊勢町、TEL 0599-66-1138)1階展示室で、今年3月まで東京工芸大学院の教授を務めた写真家・大石芳野さんの写真展「黒川能の里-庄内に抱かれて-」が開催されている。

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 大石さんは「人々の生活」をテーマに、写真家として活躍。初期のころはパプア・ニューギニアや隠岐などの島での「人々の生活」を、その後戦争によって普段の生活が脅かされてしまったベトナムやカンボジアなどで力強く暮らす人々を撮影し、展覧会や写真集などで表現する。2007年にはエイボン女性大賞、紫綬褒章を受賞。

 同展は、大石さんが10年に渡り、山形県鶴岡市黒川に500年以上伝わる国の重要無形民俗文化財の「黒川能」や庄内の人々の暮らしや風土などを撮影した作品を紹介。来場者には大石さんのファンも遠くから訪れるという。

 大石さんは「写真は黒川周辺の集落や庄内で出会った人びとの姿や暮らしの一端、風土などを展示した。日本のどこにでもあるような光景、暮らしや習慣、伝統などを、そこに重ね合わせながら見ていただけたら」と話す。6月19日まで。

 2階展示室では、今年で3年目になる若手作家のための展覧会「Fresh展」を開催。5月6日までは、傘をモチーフにした独自の世界観を表現した作品タイトル「雨の日の記憶」-上田祐美さんの作品展「上田祐美展-再生-」が展示されたほか、5月8日~20日は、古嶋亜季代さんの作品展「古嶋亜季代展-ever-」を開催。主にイタリア、フランス、北海道などで撮影したゼラチンシルバープリントによるモノクロ写真とデジタルカメラにより撮影されたカラー写真の展示が開催される。

 入館料は、一般=500円、大・高生=400円、小・中生=無料。開館時間は10時~17時。水曜休館。

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