「コーヒーは納得のいくオリジナルブレンドをと、店をオープンする1年前から研究した。インテリアは主人の趣味。手作りのケーキやクッキーにもこだわっている」と話すのは9月に念願のカフェ「珈琲Jenico(ジェニコ)」(伊勢市西豊浜町95、TEL 0596-37-4077)をオープンさせた藤原麻衣子さん。
玄関のドアは「珈琲Jenico」こだわりのインテリアのひとつ
オリジナルブレンドのコーヒーは、スペシャルティーコーヒーと呼ばれる生産工程からこだわった品質の高い豆を使用し、2タイプ用意。コーヒーのコクを強調した「No1」は、ガテマラ・サンタカタリーナ農園とタンザニア・ブラックバーン農園の豆を、軽めの味わいの「N02」は、パプアニューギニア・シグリ農園と東ティモール・レテフォホ村フェアトレードの豆をそれぞれブレンドした。ブレンドには「B’s shoP(ビィーズ・ショップ)」(多気郡多気町)の協力を得た。
10カ月になる子どもを持つ藤原さんは「お店にある椅子や家具、雑貨は昔からコツコツと集めたもの。お店ができるまでは住居が椅子だらけだった(笑)。店舗の設計などは主人の意見が多く取り入れられている。玄関のドアも背が高い人は注意をしなければ頭を打つほど低いが、主人こだわりのインテリアのひとつ。周りに田畑があり田舎なので農作業をした長靴を履いた人でも気軽に入ってもらえるようにコンクリートの土間にした」と説明する。
メニューは、ブレンドコーヒー=380円、カフェオレ=400円、手作りケーキ=380円、Jenicoカレー=800円、ハンバーグ=850円など。
「インテリアも少しずつ増えていく予定。子どもがまだ小さいので定休日も多くてご迷惑をおかけするが近い将来、ボサノバのライブなどもしたい。『進化するカフェ』を目指したい。気軽に立ち寄っていただければ」とも。
営業時間は10時~18時、火曜・水曜、第1・3日曜定休。