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「アマモ場の再生を目指して」鳥羽と志摩の中学生らが地域を越えて交流会

「アマモ場の再生を目指して」鳥羽と志摩の中学生らが地域を越えて交流会。写真は「海のゆりかご」アマモ場に稚魚を放流する子どもたち

「アマモ場の再生を目指して」鳥羽と志摩の中学生らが地域を越えて交流会。写真は「海のゆりかご」アマモ場に稚魚を放流する子どもたち

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 浦村地区藻場保全活動組織と海の博物館(鳥羽市浦村町、TEL 0599-32-6006)は2月17日、「アマモ」を増やすための勉強会・交流会を同館映像ホールで開催する。漁業者のほかに鳥羽市立鏡浦中学校と志摩市立的矢中学校の生徒らも参加、世代間・地域間を越えた活動に注目が集まっている。

アマモを刈り取る二見興玉神社の「藻刈神事」

 これまで鳥羽市の生浦湾(浦村町)と志摩市的矢湾(磯部町)では、それぞれ漁業者が中心となってアマモの藻場保全・再生活動に取り組んできた。環境教育も兼ね、両校の生徒らも積極的に活動してきた経緯がある。

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 今回の勉強会・交流会は、これまで別々に取り組んできた活動を集約し、情報交換を行いさらにお互いの意識を高め今後の活動に生かしていこうとするもので、両校の生徒がこれまでの活動を報告し合う。三重大学生物資源学部の前川行幸教授や森田晃央さんの講演、報告などもある。

 アマモは、水質や底質の浄化に大きな役割を担う植物として、古来より伊勢志摩地域の沿岸にもたくさん生え、自然の循環システムを形成していた。しかしながら護岸工事や生活廃水などの水質汚濁により海洋環境の急激な悪化を引き起こし、全国各地でアマモ場が無くなっていった。

 二見興玉神社(伊勢市二見町)のご神体とされる海中に沈む興玉神石に生えるアマモを刈り取る「藻刈神事」が毎年5月21日に行われ、「無垢鹽草(むくしおぐさ)」として祓(はら)いの具やお守りに使われている。アマモの別名を「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ(竜宮の乙姫の元結の切り外し)」といい、植物の中でもっとも長い名前を持つ。自然体験プログラムが豊富な志摩自然学校(志摩市大王町)では、アマモを取り上げ海の環境教育につなげている。

 開催時間は13時~15時。参加希望者は事前予約が必要。

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