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伊勢神宮の神田で種まき-まずは田を耕す鍬を作る祭典から

伊勢神宮の神田で種まき-まずは田を耕す鍬を作る祭典から

伊勢神宮の神田で種まき-まずは田を耕す鍬を作る祭典から

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 伊勢神宮に奉納する米を作るための種をまく祭典「神田下種祭(しんでんげしゅさい)」が4月3日、神宮神田(伊勢市楠部町)で執り行われた。

童男に選ばれた東浦勇馬さん

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 まず田を耕す道具・鍬(くわ)を作るところから始める同祭。木を切るためには神田に隣接する「忌鍬山(ゆぐわやま)」の入り口の神に許しを請う「山口祭」を行い次に、木を切ることの許しを請う「木本祭」を行う。

 童男(どうなん)に選ばれた五十鈴中学1年生の東浦勇馬(ゆうま)さんがイチイガシの木を切り鍬を完成させる。鍬作りの祭りが終了すると、禰宜(ねぎ)以下の奉仕員は「マサキノカヅラ」と呼ぶ「テイカズラ」のつる草を烏帽子(えぼし)に付けて下山する。同祭はかつて「鍬山(くわやま)神事」と呼ばれていた時代もあった。

 この日は朝から低気圧の影響で突風が吹き、祭典の最中にも突如突風が吹き、神撰を備える建物の屋根が吹き飛んだ。

 黄色の装束をまとった同神田の山口剛(つよし)作長が、完成したばかりの鍬を持ち、耕す所作を行った後、続いて「忌種(ゆだね)」と呼ぶ清浄な米の種を奉仕人がまくのを見守った。その間、奉仕員は「天鍬(あめくわ)や 真佐岐(まさき)のカヅラ 笠にきて 御田(みた)うちまわる 春の宮人」と唱和しながら種まきをする。この日にまいた種はうるち米の「チヨニシキ」。最終的に、うるち米の「キヌヒカリ」「イセヒカリ」、餅米の「あわみもち」をまく。

 神宮神田の総面積は約10ヘクタール、作付面積は約3ヘクタール。

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