二見興玉(おきたま)神社(伊勢市二見町)の夫婦岩(めおといわ)に12月10日、夫婦の絆を包みこむかのような虹が現れた。
虹が出現しアーチをつくったのは12時22分ごろから25分ごろまでの約3分間。偶然居合わせた参拝者らは携帯やスマホのカメラで撮影し、思わぬ自然現象に感動していた様子だった。「すごい!神様が降りてきたみたい」「瑞兆だ~。この場に居合わせてくれて感謝(合掌)」などの言葉を発していた。
この日の伊勢地方の天気は、深夜から激しい雨と風が降っていた。8時ごろには雨はやみ青空が出る快晴になったが時折、強い風が吹いたりにわか雨が降ったりするなど不安定な天気が続いていた。そのおかげでたくさんの虹が出現と消滅を繰り返していた。
夫婦岩が虹に包まれたときの様子を、同神社の岡みどりさんは「夫婦岩の絆を見守る虹の架け橋のよう」と形容した。同神社では12月15日に、男岩と女岩をつなぐ大しめ縄の張り替えが行われる。