陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校で一足早い成人式-自衛官としての決意新たに

陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校で一足早い成人式-自衛官としての決意新たに恒例の弁論大会

陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校で一足早い成人式-自衛官としての決意新たに恒例の弁論大会

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 陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)で1月8日、一足早い成人式が行われた。

陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校で成人式

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 主にヘリコプターの操縦や整備など非常時に備えた訓練を繰り返す隊員約1000人が任務に就く同駐屯地で、今年成人を迎える対象者は11人。この日は7人が出席、早朝から伊勢神宮に参拝に行き、新たな気持ちで成人式に臨んだ。

 航空学校長兼明野駐屯地司令・陸将補の大西裕文さんは「君たちは今朝、伊勢神宮に参拝に行ったが、私は神様の前ではお願いをするのではなく誓いを立てるのだと思う。神様は努力した人だけを助ける。日々の訓練の積み重ね(努力)の結果として願いがかなう。他人を思いやるために強い心を持て。君たちの目を見れば大きな可能性を持っていることがよくわかる。今日から努力して、人間としての修行を積み重ねて大きく成長してほしい」とエールを送った。

 成人式の後、同駐屯地恒例の弁論大会が行われ7人は、来賓や先輩隊員ら約200人の前で、20歳の決意を言葉にした。茨城県出身の桑原恭平3曹は「自衛官になろうと中学を卒業してすぐ陸上自衛隊高等工科学校(神奈川県横須賀市)に入学したが途中で辞めたいと何度も思った。その時クラスの担任の教官から『守破離』の言葉を教えてもらった。今はまだ型を守るための勉強の段階だが、型を破り、『離』の段階に行き着くまで頑張りたい」と誓った。

 7人は、教育支援飛行隊の綿木健之士長(石川県)、第10飛行隊の福嵜秀作3曹(鹿児島県)、亀頭愛斗士長(岐阜県)、航空学校整備部の桑原恭平3曹(茨城県)、縄本昭仁3曹(長崎県)、第5対戦ヘリコプター隊の野田将晃士長(愛知県)、第107全般支援大隊整備中隊明野派遣隊の畑健太郎士長(香川県)。

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