陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)で11月4日、「ヘリコプターの祭典」といわれる「航空祭」が開催される。
同祭は、陸上自衛隊が装備する主要ヘリコプターのほとんどを目の前で見ることができることから、毎年多くのヘリコプターファンやミリタリーファンが県内外から詰め掛ける。
航空学校所属の操縦教官によって、この日のためだけに結成されるドリームチーム「明野レインボー」によるアクロバティックな飛行展示に毎年注目が集まっている。近年はコブラやニンジャを模したヘリコプター形の改造バイクによる編成部隊「ハヤテジュニア」によるデモ飛行ならぬデモ走行も人気が高い。
純国産の観測ヘリコプター「OH-1(通称=ニンジャ、オメガ)」の試験飛行も行われる。OH-1は2015年2月に和歌山県白浜沖で訓練中の1機がエンジントラブルにより海上に不時着したことから現在、飛行訓練を自粛している。原因究明ができたため、同駐屯地の飛行実験隊により試験飛行が繰り返されている。
そのほか、航空自衛隊浜松基地からの祝賀飛行、輸送ヘリコプターCH-47JA(チヌーク)への体験試乗(先着1000人)、フライトシミュレーター、高機動車の試乗など体験ブース、中部方面音楽隊による演奏、自衛隊員による模擬店などを予定する。
開催時間は10時~15時(8時開門)。当日は近鉄明野駅から無料シャトルバス(8時~)を運行する。駐車場利用時間は7時~15時30分。