「2018年全日本ロードレース選手権第2戦」「NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」が4月21日・22日の2日間、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周5.821キロ)で行われた。
「鈴鹿2&4レース」は国内最高峰の4輪レース「スーパーフォーミュラ第1戦」と2輪レース「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦」が同時に開催される恒例のイベント。
この日、伊勢市出身・国際ライダーの稲垣誠さんは、「AKENO SPEED・YAMAHA(アケノスピード・ヤマハ)」(伊勢市小俣町)の監督兼選手として全日本ロードレース選手権第2戦に出場した。
21日に行われた決勝レース1は今年の「鈴鹿8時間耐久ロードレース(8耐)」のトライアウト対象レースで、稲垣さんは8耐出場を懸けてYAMAHA YZF-R1にまたがりレースに臨んだ。A、Bグループに別れた予選で1周を2分11秒145のタイム(74人中24位)で決勝進出。決勝レース1、2を 40分05秒827、39分58秒439でゴールした。
稲垣さんは、8耐トライアル参加選手中6番目で通過。最終的に39人が挑戦し12人が8耐の出場権を手に入れた。
稲垣さん率いる同チームは2015年大会でSST(改造条件が狭く、ほぼノーマルエンジンのマシン)クラスから出場し、193周を8時間51秒281で完走、総合で70チーム中22位、SSTクラスで準優勝を飾った。さらにこの大会で稲垣さんは1周を2分13秒379をたたき出し、SSTクラスのコースレコード(1周=2分15秒214)を塗り替えた。
今年の8耐に出場すると11回連続13回出場となる稲垣さんは「8耐の出場権を獲得できて良かった。今年は若手を投入し、今年こそSSTクラス優勝を目指したい」と意欲を見せる。
レース結果は、レース1、2ともに「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の中須賀克行さん(YAMAHA YZF-R1)が38分10秒865と38分01秒000で優勝。2位はTeam HRCの高橋巧さん(Honda CBR1000RRW)が38分12秒826、38分03秒128、3位はレース1がYAMAHA FACTORY RACING TEAM #5の野左根航汰さん(YAMAHA YZF-R1)38分18秒760。レース2がKawasaki Team GREENの渡辺一馬さん(Kawasaki ZX-10RR)38分13秒708だった。
21日=観客2万2000人(天気=晴れ、気温=19.9度、コース=ドライ)、22日=同3万4000人(天気=薄曇り、気温=22度、コース=ドライ)で計5万6000人(主催者発表)。