山村乳業(伊勢市大世古、TEL 0596-28-4563)が手掛けるクレープ専門店「crepe mikke(クレープ ミッケ)」(本町)で現在、伊勢エビクレープが人気を集めている。
1919(大正8)年創業の同社は、毎日新鮮な生乳を仕入れ、ゆっくり時間をかけて殺菌するパスチャライス殺菌(85度、15分間)を採用する牛乳を成分無調整で製造・加工し、主に個人宅へ届ける宅配とスーパーなどへ卸す業務用の販売を行う。
伊勢エビクレープは、地元伊勢志摩で取れた伊勢エビの身を入れたグラタン風のソースに、地元産アオサを練り込んだクレープ生地で包み、伊勢エビの触覚に似せた細長いパイをアクセントにデコレーションし、伊勢エビの赤い尻尾を表現したオリジナルの包み紙で巻いたもの。価格は800円。
同店は山村豊裕社長は「伊勢エビクレープは妻が思いついたアイデア。高額な理由は地元産の本物の生きた伊勢エビを入れているから。『伊勢エビはどこ?』とお客さまから言われたくないので、あえてゴロゴロの身を入れた。おかげさまでインスタグラムなどで写真を撮ってアップしてもらえる機会が増えている」と話す。
同店の三浦まり那さんと小林なつ紀さんは「『伊勢茶』(600円)や『伊勢塩』(400円)のクレープも人気。新商品も定期的に提供している。テークアウトだけのお店だが気軽に立ち寄っていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は11時~18時、火曜・水曜定休。