鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市)で6月1日~3日、「2018 FIMアジアロードレース選手権シリーズ 日本ラウンド」が開催された。
伊勢の二輪チーム「アケノスピード・ヤマハ」(伊勢市小俣町)からSS(スーパースポーツ)600のクラスに出場した南本宗一郎選手は、レース1で9位、レース2で12位と健闘した。
同レースは、アジアにおける二輪レースの頂点。1996年からシリーズ戦がスタートし、鈴鹿では2013年から開催している。最高峰クラスのSS600と2015年に新設されたAP250(アジアプロダクション250)、UB150(アンダーボーン150)の全3クラスがある。今季第1戦はタイ(3月2日~4日)、第2戦はオーストラリア(4月19日~22日)で行われ、鈴鹿でのレースは第3戦となる。第4戦=インド(8月3日~5日)、第5戦=インドネシア (10月12日~14日)、最終の第6戦=タイ(11月30日~12月2日)で開催する。
全日本ST600クラスにフル参戦する南本選手は、奈良県出身。今年7月に開始する8時間耐久ロードレース(通称=8耐)にも、選手の年齢条件となる18歳となるため今年初めて出場を予定している。同チームは、伊勢市出身・国際ライダーの稲垣誠さんが選手兼監督を務めるプライベーターで毎年、8耐、全日本、アジアなどのレースに参戦している。
同コースを13周するSS600クラスに23人のライダーが出場。南本選手は、レース1=29分24秒707、レース2=22分29秒006でゴールした。
南本選手は「アジア選手権は鈴鹿のみワイルドカードで参戦した。予選が13位で、レース1が9位、レース2が12位だった。レース1ではペース自体は良くなかったが集団のバトルに競り勝ちなんとか1ケタでゴールできた。レース2ではレース1での問題を少し改善しペースを上げたがほかの選手も速かった…。ただレース1からレース2でトップとのタイム差を半分にまで縮めることができたことは良かった。今回のワイルドカード参戦を生かして全日本でしっかり結果を残したい」と話す。