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多気町の「万協フィギュア博物館」のソフビ300体が倉吉「円形劇場」開館祝って応援

多気町の「万協フィギュア博物館」のソフビ300体が倉吉「円形劇場」開館祝って応援
貸し出されるフィギュアの説明をする松浦信男さん(右)

多気町の「万協フィギュア博物館」のソフビ300体が倉吉「円形劇場」開館祝って応援 貸し出されるフィギュアの説明をする松浦信男さん(右)

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 「万協フィギュア博物館」(多気郡多気町)のソフビ(ソフトビニール製のフィギュア)約300体が現在、4月にオープンした「円形劇場 くらよしフィギュアミュージアム」(鳥取県倉吉市)の開館を祝って応援に出掛けている。

【その他の画像】バンキョウフィギュア博物館

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 万協フィギュア博物館は、多気町に本社を構える製薬会社「万協製薬」の松浦信男社長のコレクションを展示する施設で2014年5月に同社の第3工場内に設置。展示スペース約510平方メートルに鉄腕アトムやウルトラマン、仮面ライダー、バットマン、アニメキャラクターなどのフィギュアを所狭しと展示している。展示数は3万体以上で現在も増え続けている。

 くらよしフィギュアミュージアムは、1955(昭和30)年に建てられた日本一古い円形校舎。一時は老朽化により解体が決定したが、残してほしいと願う町の人々の声が広がり署名を集めて存続されることになった。フィギュアメーカーの工場がある倉吉の地域性を活かしフィギュアミュージアムとして再出発したばかり。

 ソフビ約300体は、円形劇場のオープニング企画展「昭和のソフビ 怪獣展」(6月16日~7月1日)の展示用に万協フィギュア博物館からくらよしフィギュアミュージアムに貸し出された。

 松浦さんは「ほかの博物館へ貸し出されるのは開館以来初めてなので、とてもうれしい。しかも同じフィギュアを集めたミュージアムのオープニング企画のお役に立てるのでなおさら」とほほ笑む。

 7月8日は、万協フィギュア博物館を主会場にするアニメキャラのコスプレ祭典「おたコス」に、ドワンゴ(東京都)が運営する動画投稿サイト「ニコニコ動画」のイベント「ニコニコ町会議全国ツアー2018」が共催しインターネットで生中継することが決定した。

 松浦さんは「『おたコス』に今年『ニコニコ町会議』がやって来る。万協フィギュア博物館と共にオタク文化が少しずつ認知されてきている。たくさんの人に足を運んでもらいたい」と来場を呼び掛ける。

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