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創業158年の三重の地酒「鉾杉」が「おたコス」とコラボで「萌杉」を新発売

創業158年の三重の地酒「鉾杉」が「おたコス」とコラボで「萌杉」を新発売

創業158年の三重の地酒「鉾杉」が「おたコス」とコラボで「萌杉」を新発売

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 「鉾杉(ほこすぎ)」のブランド名で知られる日本酒の老舗メーカー・河武醸造(多気郡多気町、TEL 0598-37-2037)が7月11日から、多気町で開くコスプレイベント「おたコス」のコラボ商品としておたくブランド「萌杉(もえすぎ)」の販売に乗り出した。

【その他の画像】老舗蔵元の河武醸造が「鉾杉」もじった「萌杉」発売

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 1857(安政4)年創業の同社は、日本神話「岩戸伝説」に登場する力持ちの神様「天手力男命(アメノタジカラオノミコト)」を祭る佐那神社(同)のすぐそばにあり、日本一の清流宮川と櫛田川に挟まれた地で、2つの川の伏流水を汲み上げ日本酒を製造する。

 代表銘柄の「鉾杉」は、伊勢神宮の神域で力強く伸び続ける杉の木が鉾の形をしていることから命名。販売開始は昭和初期。全国新酒鑑評会で1991(平成3)年と1992(平成4)年の2年連続金賞を受賞。

 「おたコス」は、日本の漫画やアニメ、フィギュアなどのサブカルチャー(おたく文化)を観光資源と捉え、「多気町をサブカルチャーの聖地に」しようと取り組むコスプレイベント。昨年11月に第1回を開催し、これまで3回開催。今年11月7日には第4回目を開催する。

 同社8代目の河合英彦さんは「昨年の10月ごろ、同じ多気町で製薬会社『万協製薬』の松浦社長から『萌杉』というネーミングはどうだ!と唐突に言われたのがきっかけ。松浦さんは工場敷地内に『万協フィギュア博物館』を作るなど多気町を本気でサブカルチャーの聖地にしようと取り組んでいる。まちをあげて『聖地創造』を目指しているので、少しでも多気町を知ってもらえる機会になればと思い、本気で『萌杉』を作った」と話す。

 河合さんは「『萌杉』は、『鉾杉』のラベルデザインをできるだけ忠実に再現した上で、「ピンクを基調色にして萌え萌え感を出した(笑)。味は、鉾杉をベースに少しコクを加えたので、氷を浮かべてロックで飲んでいただければ」と説明する。

 さらに河合さんは「名古屋で開かれる『世界コスプレサミット』(7月25日~8月2日)の会場で8月1日・2日に100ミリリットル入りの『萌杉』を200本無料配布する。来年開催される『伊勢志摩サミット』(5月26日・27日)でも各国の首脳たちにクールジャパンをPRするための『國酒』として飲んでもらいたい。世界に発信できれば」と意気込む。

 『萌杉』の価格は、1.8リットル=1,944円、500ミリリットル=540円。同社のオンラインショップ楽天市場店と本社、万協フィギュア博物館で販売中。

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