二見興玉神社(伊勢市二見町)が7月23日から、毎月23日限定の特別朱印を授与する。
伊勢神宮を創建した倭姫命(やまとひめのみこと)が、あまりの景色の美しさに2度見をしたから「二見(ふたみ)」と地名が付けられたと言い伝えられている同地。同神社では、同地の地名にあやかり、毎月23日を「ふたみの日」と位置づけている。
23日限定の朱印は、同神社が昭和初期まで使用していた朱印の復刻版。2016年に社務所を建て替えた際に、当時授与していた朱印を押した古い紙が偶然見つかり、それを元に忠実に再現して復刻させた。
朱印は2種類で、夫婦岩と清き渚を描いた印で「二見浦禊斎(けっさい)證印」の文字(大きさ直径約4センチ)と、同神社の猿田彦大神の使いとされるカエルと輪しめ縄2本を描いた印で「二見興玉神社参拝證印」の文字(同約6センチ)がそれぞれ入る。
同神社担当者は「23日は、御朱印帳には特別朱印を授与するが、通常の朱印を希望する人には御朱印帳ではなくこちらで準備した紙に押した朱印をお渡しする。二見の日にどうぞご参拝いただければ」と話す。
特別朱印の初穂料は500円(通常朱印は300円)。朱印は同神社お守り授与所にて授与する。