伊勢市出身の4輪レーサー・三宅淳詞(あつし)選手が11月24日・25日、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市稲生町)で開催されている「2018鈴鹿クラブマンレース最終戦」の「Super-FJ」クラスの総合優勝を狙っている。
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「Super-FJ」クラスは、フォーミュラの登竜門カテゴリーといわれ、「FIA-F4」など上位カテゴリーへのステップアップを目指すドライバーが多数参加する。
現在19歳の三宅選手は、伊勢市立北浜中学校(伊勢市東大淀町)、伊勢学園(同黒瀬町)を卒業し4輪レーサーとして活躍。同レースでは「KK-S2ミスト制動屋」チームから、同クラスに参戦し、6月17日、9月16日、10月21日に行われたレースで優勝し3連覇しポイントランキングで暫定1位に。
今回三宅選手は、「Super-FJ」のほかに、「FIA-F3」に次ぐ日本独自のカテゴリー「FIA-F4」の地方選手権(西日本シリーズ第7戦)にも「佐藤製作所KK-ZS★TOMEI」チームからスポット参戦。24日に行われた予選レースで1周(5.807キロ)を「Super-FJ」で2分14秒575をマークしポールポジションを、「F4」で2分04秒420で3番グリッドを獲得し、目の前にダブル優勝がぶら下がっている。
また三宅選手は、11月22日に行われた2018年度の「鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ(SRS-Formula)」スカラシップ(奨学制度)最終選考会で首席で卒業。ホンダの育成ドライバープログラムHFDP(Honda・フォーミュラドリーム・プロジェクト)の一員として、2019年度のFIA-F4シリーズに参戦する。元F1ドライバーで昨年インディ500で優勝を果たし現在も活躍する佐藤琢磨さんは同スクールの1997年卒業生。