神道青年全国協議会が12月10日~12日、東京・日本橋の「三重テラス」(東京都中央区)2階イベントスペースで「伊勢の神宮写真展」を開催する。
同協議会は、地域の伝統文化の継承や青少年の教化育成などの活動を行う全国の各神社で奉仕する青年神職の会で、47都道府県にある県青年会で構成している。2018年4月1日現在の会員数は3449人。
同展は、多くの人に伊勢神宮をより知ってもらう機会を創出しようと企画したもので、伊勢神宮を撮り続ける3人の写真家、Kankan(カンカン)さん、加藤直人さん、故南川三次郎さんの作品計40点を展示する。伊勢神宮内宮(ないくう)宇治橋前大鳥居から出る朝日や桜や雪の神宮など春夏秋冬を写した作品や、第62回神宮式年遷宮で新しく建て替えられた社殿などの建物を写した作品が並ぶ。
会場ではこのほか、東京都神道青年会による雅楽演奏、神職らが着ける装束の着付け体験、「火きり具」で火を起こす体験、神宮についての勉強会などを予定する。先着来場者に赤福餅の無料配布も行う。
同協議会神宮啓発委員会委員長の宇治土公祐高(うじとこゆたか)さんは「都内の人たちに神宮の魅力や神秘性を感じてもらえるように、永年神宮を撮り続けているカメラマン3人の作品の中から、四季折々の神宮の写真を選んだ。目で見て感じていただき、新年に伊勢の神宮にお参りに来ていただけるきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。