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皇学館大学で卒業式 712人巣立つ 「私心なく正直に至誠を持って」

皇学館大学で卒業式 712人巣立つ 「私心なく正直に至誠を持って」

皇学館大学で卒業式 712人巣立つ 「私心なく正直に至誠を持って」

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 皇学館大学(伊勢市神田久志本町)で3月18日、卒業式「平成30年度 学位記・修了証書授与式」が行われ、739人が学び舎を巣立った。

【その他の画像】皇学館大学卒業式の様子

 本年度の卒業生は、大学学部生712人(文学部345人、教育学部242人、現代日本社会学部125人)、専攻科(神道学専攻科)14人、大学院生13人の計739人。学生らは早朝から伊勢神宮外宮(げくう)と内宮(ないくう)を御垣内(みかきうち)参拝し、卒業式に臨んだ。

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 同大学長の清水潔さんは「日本という国家の公民であるという自覚を持ち、人生の理想と目標を高く揚げ勇往邁進してほしい。私心なく正直に至誠を持って一貫すれば必ずや神の導きに通ずるはず。世の中から必要とされる人間を目指して日々努力し続けてほしい」とエールを送った。

 恩賜(おんし)奨学賞を受賞した教育部教育科の勝田将さんは鈴鹿工業高等専門学校(鈴鹿市白子町)を卒業後同大で学び直し、今年4月から津田学園小学校(桑名市野田)の教諭となる。「高専で電気工学などを学んだが、小学校の恩師から『自分に自信を持つこと』の大切さを教えていただいたことがきっかけで恩師のように子どもたちを育てたいと決意し、教育者を目指した。心の目線も子どもたちに合わせて接したい」と話す。

 大宮司賞を受賞した現代日本社会学部現代日本社会学科の山口理喜(りき)さんは同大が私立大学となって初の皇宮警察本部(東京都千代田区)に所属する。小学2年から始めた柔道は現在2段。山口さんは「陛下がご譲位され新しい年号となり、新天皇がご即位される。今年は警察学校で学ばなければならないので直接皇室の警備に就くことはないと思うが、国のためにお役に立ちたい」と決意する。

 同大は1882(明治15)年、伊勢神宮祭主であった久邇宮朝彦(くにのみやあさひこ)親王により林崎文庫(宇治館町)内に神宮の教育機関として創立。1903(明治36)年から内務省所管の専門学校として、1940(昭和15)年からは文部省(当時)管轄の官立(国立)大学として、神職や教員の人材育成の場を担った。連合国総司令部(GHQ)の「神道指令」により1946(昭和21)年に廃学となったが、大学再興運動によって1962(昭和37)年に私立大学として再興。初代総長は吉田茂元首相、第二代総長は岸信介元首相。今年4月1日から清水さんに代わり現在副学長の河野訓(さとし)さんが学長に就任する。

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