伊勢の皇学館大学で卒業式 699人が巣立つ

伊勢の皇学館大学で卒業式 699人が巣立つ

伊勢の皇学館大学で卒業式 699人が巣立つ

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 皇学館大学(伊勢市神田久志本町)で3月19日、卒業式「平成29年度 学位記・修了証書授与式」が行われた。

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 本年度の卒業生は、大学学部生合計670人で、内訳は、文学部351人、教育学部229人、現代日本社会学部90人。そのほか、神道学専攻科15人、大学院14人で、総計699人となった。

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 学生らは早朝から伊勢神宮外宮(げくう)と内宮(ないくう)を正式参拝し、卒業式に臨んだ。

 清水潔学長は「日本の精神文化の源泉の地であるこの伊勢の地で、日本の学問伝統を純粋な形で継承しているこの皇学館大学で学んだこと、皇学館大学の卒業生であることを誇りと自信を持って船出してほしい」とエールを送った。

 昨年新しく神宮大宮司に就任した小松揮世久(きよひさ)さんは「感謝と調和の心を忘れること無く、幅広い視野で何事にも積極的に挑戦し、誇りあるわが国の隆盛のために活躍されることを期待する」と祝辞を述べた。

 卒業生総代として文学部国文学科の武田佳子さんは「明日から私たちは新たな一歩を踏み出していきます。この先進む道が険しいものでもこの皇学館大学で学んだことを糧に乗り越え、日々精進していきます。周りの人への感謝と思いやりの気持ちを忘れず、いつも素直で正直であるように努めます」とあいさつした。

 大宮司賞を受賞けた教育学部教育学科の森緑さんは三重県特別支援学校へ講師として就くことが決まっている。森さんは「4年生が卒業記念として行うミュージカルの実行委員会に参加して、みんなが協力しあうことの大切さを学んだ。新しい職場で子どもたちにそのことを教えていきたい」とほほ笑む。

 同大は1882(明治15)年、伊勢神宮祭主であった久邇宮朝彦(くにのみやあさひこ)親王により林崎文庫(宇治館町)内に神宮の教育機関として創立。1903(明治36)年から内務省所管の専門学校として、1940(昭和15)年からは文部省(当時)管轄の官立(国立)大学として、神職や教員の人材育成の場を担った。連合国総司令部(GHQ)の「神道指令」により1946(昭和21)年に廃学となり、その後大学再興運動によって1962(昭和37)年に私立大学として再興。初代総長は吉田茂元首相、第二代総長は岸信介元首相。

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