伊勢市出身の4輪レーサー三宅淳詞(あつし)選手(#5)が5月25日、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市稲生町、1周5.807キロ)で開催された「2019FIA-F4選手権」第5戦に出場し3位表彰台を飾った。
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全35台が走る第5戦(11周)は、1位から3位までを「SRS(鈴鹿サーキットレーシングスクール)コチラレーシング」チームが独占。優勝はポール・トゥ・ウィンの太田格之進(#6)選手(23分46秒320)、2位は佐藤蓮(#7)選手(23分48秒190)、3位は三宅選手(23分48秒831)。
この日行われた予選レースを1周2分7秒879のタイムで4番手をキープした三宅選手。決勝レースを4番グリッドからスタートしスタートダッシュが決まりインから攻めて2番手に浮上しそうだったがチームメイトの佐藤選手が前にいたため無理をせず4番のまま我慢。6周目で3番手佐藤選手と2番手平良響選手(FTRSスカラシップF4)が第1コーナーでバトルを繰り広げている間に第2コーナー立ち上がりで三宅選手がインから攻め2番手に。しかし8周目のシケインで佐藤選手に捕らえられ3番手と後退。そのまま順位入れ替わらずゴール。
三宅選手は「決勝ではスタートがうまくいったが、チームメイトの佐藤が前だったので無理をしなかった。6周目で2番手まで上がったが8周目で佐藤に抜かれ、その後何度か仕掛けるチャンスもあったが明日の第6戦のことも考えて無理はしなかった。明日は3番グリッドからなので今日の反省を踏まえレースに臨みたい」と話す。
「F4」は、世界自動車連盟(FIA)が世界最高峰「F1」につながる新たなエントリーフォーミュラカテゴリー。三宅選手は今シーズンからF1ドライバー輩出を目指して有能なドライバーを育成しようと取り組むホンダの「HONDAフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト」に所属。4月の第2戦岡山国際サーキット(岡山県美作市、1周3.703キロ)で初優勝を飾った。