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明和町で「斎王まつり」 王朝絵巻再現、令和元年御代替わりに新斎王さま

明和町で「斎王まつり」 王朝絵巻再現、令和元年御代替わりに新斎王さま(写真=岩咲滋雨)

明和町で「斎王まつり」 王朝絵巻再現、令和元年御代替わりに新斎王さま(写真=岩咲滋雨)

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 天皇に代わって伊勢神宮に仕えた斎王(さいおう)をしのび感謝する「斎王まつり」が6月1日・2日、明和町斎宮(さいくう)跡周辺で行われた。

【その他の画像】新斎王さま「斎王群行」

 「斎王」はかつて、天皇の代替わりごとに皇族女性の中から選ばれ、天皇に代わって伊勢神宮に仕え、都から伊勢に派遣された。斎宮は、現在の近鉄斎宮駅周辺と考えられており、今なお発掘調査が行われている。

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 第10代崇神(すじん)天皇の皇女豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)、第11代垂仁(すいにん)天皇の皇女の倭姫命(やまとひめのみこと)が斎王のもととする説もあるが、その実態は不明。制度上最初の斎王を、天武(てんむ)天皇(670年ごろ)の娘の大来皇女(おおくのこうじょ・おおくのひめみこ)とし、制度が廃絶する後醍醐(ごだいご)天皇の時代(1330年ごろ)まで約660年間続き、その間記録には60人余りの斎王が天照大神(あまてらすおおみかみ)に仕え、祈りをささげてきた。

 今年は、斎宮跡が1979(昭和54)年に国史跡に指定されて40年、斎宮歴史博物館(明和町)30周年に当たる。同祭りは1983(昭和58)年、地元婦人会の人たちが、歴代斎王や斎宮に関わった人々をしのび、鎮魂の意味を込めて始められたのがきっかけで、37回目を迎えた。

 2日は、平安京を出発した斎王が、斎宮に到着するまでの5泊6日旅を再現した「斎王群行」が行われ、十二単姿の斎王が「葱華輦(そうかれん)」と呼ぶ輿(こし)に乗り、内侍や采女(うねめ)ら約120人の平安装束に着替えた王朝絵巻を再現した行列が、町内を行進した。今年の斎王役は大紀町出身の橋本茉奈さん、子ども斎王は松阪市出身の飛矢地愛結(ひやちあゆ)さんが務めた。

 松阪市の女性は「令和元年で御代替わりの年に『斎王まつり』の斎王さまも新しく交代されることはすばらしいこと。とても喜ばしい」と笑顔を見せていた。

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