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志摩の「かつおの天ぱく」と伊賀の地酒「半蔵」が新商品「だし割りかん」

志摩の「かつおの天ぱく」と伊賀の地酒「半蔵」が新商品「だし割りかん」

志摩の「かつおの天ぱく」と伊賀の地酒「半蔵」が新商品「だし割りかん」

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 志摩でかつお節を製造する「まるてん」(志摩市大王町)と伊賀の地酒「半蔵」を醸造する「大田酒造」(伊賀市上之庄)が10月15日の神嘗祭(かんなめさい)に、食の新しい提案商品「だし割りかん」を新発売した。

【その他の画像】「だし割りかん」

 太平洋を臨む岬に立つ白亜の灯台「大王埼灯台」を一望する絶壁の地でかつお節を製造する「まるてん」は、1946(昭和21)年に建てた「いぶし小屋」で、木のせいろにカツオを並べ、ウバメガシのまきのじか火で何度もいぶし、さらにうま味と香りを付けるカビ付けを行う江戸中期から伝わる「手火山(てびやま)」製法を守り続けている。

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 1892(明治25)年創業の「大田酒造」は、地元産の酒米を主原料に使用し、2016(平成28)年に志摩市の賢島で開催された「G7伊勢志摩サミット」の初日ワーキングディナー乾杯酒に「半蔵 純米大吟醸」が選ばれた。2019年から杜氏に7代目大田有輝さんが就任している。

 「だし割かん」は、熱かんの日本酒とかつお節の一番だしを1対4の割合で合わせて飲む食の新提案で、2012(平成24)年に世界利き酒師コンクール3位の入賞実績を持つ日本酒ディレクターの田中順子さんが考案した。2017年10月5日、「だしと日本酒」をテーマにしたイベントを日本橋の「三重テラス」(東京都中央区)で開催した際に「神酒(みき)と御食(みけ)・神に捧(ささ)げるペアリング」として提案したところ人気を集め、来場者から新商品発売の要望を受けて商品化したもの。

 商品は、三重で造られた酒米の「神の穂」と三重酵母「MK-1」で作った「半蔵 特別純米酒 神の穂」(720ミリリットル)を「神酒誂(あつら)え」、厳選した血抜きの背節を使った本かれ節の一番だしで作っただしを瓶詰め(720ミリリットル)しただしを「御食誂え」として、2本をセットにしたもの。

 「まるてん」社長の天白幸明さんは「瓶熟成してなおうま味が増し、だしに合うまろやかな特別純米酒と香りとコクのだしを別々に温めて酒1、だし4の割合で合わせて飲んでほしい」と話す。

 「だし割かん」を監修した田中さんは「私は、日本酒をさらにいいものに相乗して世の中に出すことをモットーとして提案している。『だし割りかん』は、プロのテイスターとしてストーリーや地域性から入るのではなく、商品の絶対的な香味と味わい、香りを重視し、全国のだしや日本酒から探した。その結果、伊勢神宮に奉納され、伊勢との結びつきが深い『まるてん』と『大田酒造』の2つの商品を選んだ。そのことに一番驚いている一人。日本酒は1000銘柄から200銘柄を絞り出し合わせた」と説明する。

 田中さんは「三重の地の感想を海外の人に聞いいたところ『Disipline(ディシプリン)』と言う耳慣れない言葉が出てきた。調べると訓練とか鍛練という意味だと知った。この地域はきちっとしている』『ちゃんとやり抜く』ということに誇りを持っているから、出てくる言葉なのではと理解した。それぞれにDisiplineな商品をペアリングすることで『今までそこにあったのに、気付いていなかった』ことにつながるのではと感じた。ぜひ試していただければ」とも。

 価格は4,400円。まるてん、大田酒造、高島屋全店で販売する。

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