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鳥羽水族館のダイオウグソクムシNo.23死ぬ 「飼育・観察下での完全脱皮」ならず

鳥羽水族館のダイオウグソクムシNo.23死ぬ 「飼育・観察下での完全脱皮」ならず
(写真提供=鳥羽水族館)

鳥羽水族館のダイオウグソクムシNo.23死ぬ 「飼育・観察下での完全脱皮」ならず (写真提供=鳥羽水族館)

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 鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽)で飼育展示し、体の半分が脱皮したダイオウグソクムシNo.23が12月10日9時50分、展示水槽の中で死んでいるのを同館飼育員が確認した。

【その他の画像】ダイオウグソクムシNo.23の脱皮の写真

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 メキシコ湾の水深約800メートルの海底で採取されたNo.23は今年10月13日、体の後半部分の殻を脱ぎ話題を集めていた。飼育・観察下で体の前半部分の殻を脱ぎ「完全脱皮」する世界初事例が期待されていたが、かなわなかった。

 これまでの国内におけるダイオウグソクムシ脱皮事例は、同館のNo.5の2016(平成28)年2月12日が国内初。2016(平成28)年9月14日夜から15日にかけて脱皮したNo.13が国内2例目。2018(平成30)年6月14日に脱皮した新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)の個体が3例目。No.23の脱皮は国内4例目。海外では、1996(平成8)年に米オハイオ州の水族館で飼育していた個体が脱皮している。

 死因については不明で、同館では今後原因究明に向け解剖する予定という。

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