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伊勢市のプライベートビーチにグランピング施設 ウィズコロナ時代に向けて

伊勢市のプライベートビーチにグランピング施設「グランオーシャン伊勢志摩」 ウィズコロナ時代に向けて開業

伊勢市のプライベートビーチにグランピング施設「グランオーシャン伊勢志摩」 ウィズコロナ時代に向けて開業

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 旅館「旅荘 海の蝶(ちょう)」(伊勢市二見町)を運営する勝浦御苑(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)が7月23日、プライベートビーチのある同館敷地内にグランピング施設「グランオーシャン伊勢志摩」(同、TEL 0596-44-1050)をオープンする。

【その他の画像】伊勢のプライベートビーチに「グランオーシャン伊勢志摩」

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 大小の島が連続して並ぶ風光明媚(めいび)な「飛島」を正面に臨む同ビーチ。ビーチに隣接する敷地内に、海、風、土、木、白をコンセプトにしたドーム型テント5棟を新設。海に面したシーサイドデッキ3棟、コンテナの上に設置しブランコや滑り台なども付くグランデッキ2棟。

 広さ約38平方メートル(約20畳)、直径7メートルのドーム型テントには、2人~4人が宿泊可能で、冷暖房完備、セミダブルベッド、ソファ、Wi-fi、各種アメニティーなどを備える。テント内のランプは、オリジナル家具などを作る「nijiiro(ニジイロ)」(多気郡大台町)の稲葉直也さんの作品。トイレ、シャワーなどは隣接するビーチハウスに設置した。伊勢神宮125社の1社皇大神宮摂社の「粟皇子(あわみこ)神社」までも海岸から歩いてすぐの位置にある。

 夕食は、テント近くに用意するウエーバー社のバーベキューグリルで鶏肉、牛肉、豚肉などの食材を客が自分たちで焼く。食材などの準備はスタッフが行い、焼き方などの説明を受ける。前菜、アヒージョ、ブイヤベース、ブイヤベースを利用したリゾット、デザートなども付く(雨天時はビーチハウスで食事)。朝食は、同館での和定食か、朝食メニューが入ったカジュアルボックスを選ぶ。

 同館は、新型コロナウイルスの影響で2000人を超えるキャンセルが発生。3月の宿泊者数は前年同月比約50%減、4月は95%減、緊急事態宣言の対象区域が全国へ拡大された4月11日~7月2日までの83日間休業を余儀なくされた。

 支配人の西村昭彦さんは「今も苦境は続いている。第2波への不安は今も残るが、グランピング施設は、宿泊者同士の接触が少なく3密が生まれにくいことが全国的に注目を集めている。試行錯誤しながらだが、ウィズコロナ時代に適した宿泊スタイルとして提供できれば」と話す。

 同館おかみの中かほるさんは「17年前、オープン当初、心もとなく飛島浮かぶビーチにたたずむと、その素晴らしい景色に吸い込まれて『ここなら 行ける』と自信になった。ビーチがさらにきれいになったので、ぜひこの景色を見て感じていただきたい」と話す。

 西村さんは「一般的なキャンプでは、道具や食材の準備や火おこし・火の始末が必要だが、ホテル並みに設備が整った宿泊設備とアメニティーで、準備も片付けもいらない快適なキャンピング思う存分、伊勢志摩の海を間近に感じながら体験していただければ」とも。

 料金は、シーサイドデッキ平日=27,500円、休前日=31,900円、特日=36,300円、グランデッキ平日=29,700円、休前日=34,100円、特日=38,500円。

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